トヨタは消費者の訴え「まったく無視」-公聴会で米議員非難

米下院エネルギー・商業委員会の メンバー、バート・ステュパック議員(民主、ミシガン州)は23日、 トヨタ自動車はアクセル急加速についての苦情について調べてほし いとの消費者の訴えを「まったく無視した」と述べた。

ステュパック議員はトヨタの一連のリコール(無料の回収・修理) 問題および道路交通安全局(NHTSA)の問題処理についての公 聴会に出席、トヨタが「同社と社外の独立した機関が詳細に電子系 統システムを調査したと言って、米国民に誤解を与えた」と述べた。 さらに「トヨタとNHTSAは米国民、消費者そしてディーラーに 説明すべきことが多くある」と続けた。

トヨタはアクセルペダルの不具合に関して世界で800万台を対象 にリコールを実施した。

24日には下院監視・政府改革委員会の公聴会で豊田章男社長の証 言が予定されている。冒頭証言の準備原稿によると、同社長は「当 社は人材や組織を育成できるスピードを超えたペースで事業拡大を 追求した。われわれはこのことを真摯に受け止めるべきだ」と述べ た。

トヨタ自動車が下院監視・政府改革委に送付した昨年7月6日付 の文書によると、同社は乗用車のリコール経費を米当局との「交渉」 で1億ドル(約90億円)節約していたことが分かった。ブルームバ ーグが21日に入手した同文書は、複数の業績が「トヨタの勝ち星」 として列挙されており、その中に節約も含まれていた。

ステュパック議員はさらに、NHTSAと自動車業界が「なれ合 いになっている」可能性があると述べた。

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