キヤノンの蘭オセ買収計画:少数株主が地位保全を裁判所に要請

キヤノンによるオランダのプリン ターメーカー、オセに対する株式公開買い付け(TOB)で、オセの 株主である英資産運用会社ハーミーズ・ファンド・マネジャーズと英 年基金大手USSはオランダの裁判所に対し、少数株主の地位保全措 置を求めた。

22日の発表文によると、合計約5.1%のオセ株を保有するハーミ ーズとUSSは裁判所に対し、「キヤノンが買収計画の無条件実施を宣 言した場合に伴うコーポレートガバナンスの変更で少数株主の地位が 悪化する」と指摘、それを考慮して地位回復のための措置を取るよう 訴えた。

キヤノンは昨年11月、オセに対して現金約7億3000万ユーロ(約 670億円)の買収案を提示した。プリンター事業を拡張し、世界のオ フィス機器市場における他社とのリードを広げるのが狙い。2週間前 には、反対派株主の圧力で買収価格が値上がりするのを防ぐため、当 初目標(発行済み株式の85%)を下回る株式の取得でも合意する可能 性があることを明らかにした。

オセの株主は12日、同社の定款の修正と、買収成立時にキヤノン の田中稔三取締役副社長らを監査役会メンバーに任命する措置を承認。 ハーミーズは今月、監査役会の独立性を「著しく」低下させるとして この任命方針に反発した。

キヤノンの広報担当ジャクリーン・レンターマン氏(オランダ在 勤)は電話インタビューで「キヤノンはすべての選択肢を残している」 と語った。

アムステルダムの裁判所は同月3日に審理を予定。裁判所の見解 を株主が検討するため、1日に締め切り予定のTOB期間が延長され ることを期待しているとの見解をハーミーズとUSSは明らかにした。

-- Editor: Vidya Root

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