IHI株続伸、従来未定の今期配当2円に-2期ぶり復配

総合重機大手のIHI株が続伸。 今期(2010年3月期)末に2円の年間配当を実施する方針を22日に 発表、従来は未定だった。収益の底入れ基調を背景に2期ぶりの復配 見通しとなったことが評価され、一時前日比4.6%高の159円と1月 15日(高値160円)以来の高値水準を回復した。

独立系調査会社ティー・アイ・ダヴリュの鹿野昌宏アナリストは、 IHIについて「重機大手の中で利益水準は低い方だが、回復のモメ ンタム(勢い)は最も強い」と指摘。その上で、中型ロケット「GX」 の開発中止に伴い、第3四半期に113億円の特損計上したこともあり、 「今期の配当は難しいと見ていただけに、復配実施はポジティブ」と 話した。

IHIは今月5日、エネルギー・プラント事業の採算が急回復し ていることを理由に、今期の連結営業利益が従来予想から50億円上振 れし、前期比32%増の340億円になる見通しと発表している。鹿野氏 によると、来期以降は「東芝と協力して取り組んでいる原子力関連事 業の伸びが期待できる」という。

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