米最高裁、PIMCOの上告退け-国債先物の価格操作めぐる訴訟

債券ファンド最大手、米パシフ ィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)がシカゴ商 品取引所(CBOT)で米国債先物価格を操作したとして、6億ドル (約550億円)超の支払いを求められている訴訟で、米最高裁は同 社の上告を退けた。

最高裁の判事は22日、この訴訟をトレーダーらが集団訴訟とし て扱うことを認めた控訴裁の判決を支持。PIMCOは、原告の主 張通りに価格操作が行われていたのであれば、大半のトレーダーは利 益を上げていたはずだと反論していた。

5年前に提起されたこの訴訟で原告は、PIMCOが2005年5 -6月に10年物米国債市場を独占したと主張。控訴裁は、申し立て られている価格操作によって「一部にはネットベースで利益を上げた トレーダーもいただろうが、現段階で大半のトレーダーがそうだった と信じる根拠はない」として、下級審の判決を支持していた。

PIMCOの広報担当マーク・ポーターフィールド氏は、最高裁 の判断に関する同社のコメントはないと述べた。

原告のリチャード・ハーシー氏とブレークウォーター・トレーデ ィングによると、PIMCOは一連の価格操作により10億ドルの利 益を上げたという。

PIMCOのウェブサイトによると、同社は1971年創設で、昨 年末時点の運用資産は1兆ドル。ドイツのアリアンツが出資してい る。

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