ゴールドマン幹部:ギリシャのスワップ契約は適切、EU指導も仰ぐ

【記者:Gavin Finch and Andrew MacAskill】

2月22日(ブルームバーグ):米金融機関ゴールドマン・サッ クス・グループの経営幹部は、ギリシャ政府の債務を23億7000万 ユーロ(約2940億円)減らす通貨スワップ取引を取りまとめた際 に同社として「不適切なことは一切なかった」と主張した。ゴール ドマン幹部がこの問題で公に発言するのはこれが初めてだ。

同社の米銀行部門、ゴールドマン・サックス銀行のジェラルド・ コリガン会長は22日、英下院財政委員会で証言し、「取引によって 減少した債務はかなり小さいが、国内総生産(GDP)に対する比 率で見た場合、ごくわずかとも言えない規模だ」と述べ、スワップ 契約は「当時の規則と手続きを順守していた」と説明した。

コリガン会長は、ゴールドマンが2000年と01年にスワップ契 約をまとめた際、欧州連合(EU)監督当局に指導を仰いだと発言。 同社は契約の取りまとめに関与した「唯一の金融機関では決してな い」とも付け加えた。EU統計局(ユーロスタット)当局者は先週、 最近になって初めてスワップ契約を知ったと述べていた。

ゴールドマンがウェブサイトに22日掲載した発表文によれば、 同社がアレンジした通貨スワップ取引は、ギリシャの公的債務の対 GDP比率を105.3%から103.7%に押し下げることに貢献した。

ユーロ導入国の財政基準を満たすため、ギリシャが財政赤字の 実態を隠すのをゴールドマンが手助けしたのではないかとの疑いが 浮上し、同社はドイツ与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・C SU)など欧州の政界から批判にさらされている。米紙ニューヨー ク・タイムズは14日、ゴールドマンがギリシャとのスワップ契約で 約3億ドル(約273億円)の支払いを受けたと報じた。

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