【個別銘柄】トヨタ、自動車部品、パイオニ、三井海開、IHI、石炭

材料銘柄の終値は以下の通り。

トヨタ自動車(7203):前日比0.5%安の3325円。米連邦大陪審 と米証券取引委員会(SEC)から、車両のアクセル不具合と「プリウ ス」のブレーキについての書類提出を求める召喚状を受け取ったと、22 日夜発表した。米国での24日の公聴会を控え、買い控えムードが強か った。

自動車関連銘柄:ベアリング大手のジェイテクト(6473)が6.6% 安の934円で東証1部下落率5位。エンジン燃料噴射部品の愛三工業 (7283)が3.6%安の750円など。トヨタ車のリコール(無料の回収・ 修理)問題をめぐる米議会の公聴会は現地時間23日から始まり、24日 には豊田章男社長も出席する予定。トヨタ依存度の高い自動車関連銘柄 に売りが集まった。

パイオニア(6773):4.4%安の346円。早ければきょうにも公募 増資の価格が決定するため、同価格を下げておきたい向きが先行的に同 社株を売っていると観測されていた。同社は今月9日に、海外で最低で も8000万株の新株を発行すると発表、23日から25日の株価推移など をみて、最大1200万株を追加するかどうか決めるとしていた。

三井海洋開発(6269):2.4%安の1693円と反落。大型の建造工事 の減少により、今期(2010年12月期)の連結経常利益は前期比57%減 の32億円との見通しを22日発表、業績不安が高まった。

資源関連株:三菱商事(8058)が0.9%安の2262円、住友金属鉱 山(5713)は同1.3%安の1268円と安い。ギリシャの財政問題を背景 にドルが対ユーロで値上がりした結果、22日のニューヨーク商業取引 所の金先物相場が前週末比0.8%安の1オンス=1113.10ドルと、2週 間ぶりの大幅安を記録した。米国株式相場でも資源関連株が売られたた め、日本株市場もその流れを引き継いだ。

IHI(7013):3.3%高の157円。今期(2010年3月期)末に2円 の配当を実施する方針を22日発表、従来は未定としていた。収益の底 入れ基調を背景に2期ぶりの復配見通しとなったことが評価された。

石炭関連株:三井松島産業(1518)が5.1%高の164円、日本コー クス(3315)が3.8%高の110円など。米国が9年ぶりの厳しい寒気に 見舞われていることに加え、中国の輸入が過去最高水準を更新するなど で石炭の国際価格が上昇しているため、日本の石炭関連銘柄にも収益改 善期待から買いが入った。

ネット広告株:ヤフー(4689)が3%高の3万2900円、ディー・エ ヌ・エー(2432)が4.1%高の72万円。電通が22日発表した09年の広告 費統計で、ネット広告が新聞広告を初めて上回り、テレビに次ぐ2番目 の広告媒体となったことから、ネット広告の潜在成長性が評価された。

乾汽船(9113):5.6%高の703円。午後2時発表の10年3月期業 績予想の増額修正や増配を受けて買いが膨らんだ。連結子会社の配当実 施により単独純利益予想を増額し、年間配当予想を従来の5円から10 円に引き上げた。

川崎汽船(9107):3.5%高の326円。モルガン・スタンレー証券は 22日付で、同社株の投資判断を従来の「イコールウエート」から「オ ーバーウエート」に引き上げた。目標株価は310円から400円に上げ。

セガサミーホールディングス(6460):1.9%高の1098円。一時 1111円と約1カ月ぶりの高値を回復した。売上高の3割を占める遊技 機事業の収益性が改善傾向にあり、業績期待が高まった。クレディ・ス イス証券では投資判断を従来の「アンダーパフォーム」から「ニュート ラル」へ引き上げた。

三菱ケミカルホールディングス(4188):3%高の414円。一時421 円と09年9月1日以来、5カ月半ぶりの高値を回復した。ドイツ証券 が22日付で投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げたことを きっかけに、順調な業績を株価に織り込む動きが強まった。同証では、 構造改革で12年3月期は最高益を更新するとの見方や、来期予想PB Rで0.8倍の現状に割安感が強いとの認識を示唆。

リンガーハット(8200):1.3%高の1299円。一時1307円と09年 5月29日以来、約9カ月ぶりの高値水準に浮上。既存店売上高が計画 以上に回復、原材料費仕入れ価格の低位安定も寄与し、今期(2010年 2月期)の連結純利益予想を従来から6割上積みし、4億8000万円に 修正すると22日発表した。期末配当を従来計画の2円から4円に増配 する方針も示し、足元の業況好調と株主還元姿勢が評価された。

京写(6837):19%高の214円と急騰し、ジャスダック市場の上昇 率5位。アミューズメント関連や自動車関連分野を中心に受注が回復し ているほか、コスト削減効果も加わり、10年3月期の連結純利益は従 来計画を32%上回る前期比2.1倍の3億7000万円に増大する見込み、 と22日に発表した。

寿スピリッツ(2222):12%高の1662円。一時1723円と06年3 月27日以来、約3年11カ月ぶりの高値を付けた。3月末付で1株を2 株に株式分割すると22日に発表、年間配当も従来予想比10円増の50 円に積み増すとしたため、株式の流動性向上と投資家層の拡充などが期 待された。

保険株:T&Dホールディングス(8795)が1.1%安の1953円、 損保ジャパン(8755)が0.5%安の632円など。第一生命保険が4月の 株式会社化と株式上場に伴い、発行済み株式1000万株(予定)のうち 最大720万6170株を売り出すと22日に正式発表した。第一生命株購入 のための換金売りなどから金融関連株への売り圧力が懸念された。しか し大きく売り込む向きは少なく、下げ幅も限定された。

良品計画(7453):1.8%安の3865円。衣料品などの値引き販売に よる影響で、今期(2010年2月期)の連結営業利益が前期比19%減の 140億円と、会社計画の153億円を下回りそう、と23日付の日本経済 新聞朝刊が報道。来期業績も厳しいとの見方が多く、売りが出やすい。 会社側は「当社が発表したものではない」との声明を発表。

ソネットエンタテインメント(3789):7.6%高の23万4700円。 三菱UFJ証券は22日付で、目標株価を従来の24万円から32万円に 引き上げた。投資判断は「2(アウトパフォーム)」で継続。

GMOアドパートナーズ(4784):ストップ高(制限値幅いっぱい の上げ)に相当する21%高の2万3000円で一部配分。発行済み株式総 数の1.3%に相当する1000株を上限に自社株買いを実施すると22日に 発表。取得期間は今月23日から来月24日まで。同社は、モバイル広告 やサーチエンジンマーケティング(SEM)を提供している。

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