独仏当局、ヘッジファンドとCDS取引に一段と厳格な規制を検討

ギリシャの財政危機が市場をか く乱し、為替市場でユーロが対ドルで9カ月ぶりの安値を付ける中、 ドイツとフランス当局はヘッジファンドとクレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)に対する規制を強化する可能性がある。

22日公表された非公開会合(パリで17日開催)の議事録によ れば、ラガルド仏財務相は議員らに向けて、「今回の危機から教訓を 幾つか導き出すことができる」と指摘。CDSが各国の経済情勢か ら「かけ離れた」動きをしていることから、国債の信用リスクを取 引する上で「CDSが適切かどうか、調査する必要がある」との見 解を示した。フランスはCDSの規制強化に向けた取り組みで先導 役を務めている。

独紙ハンデルスブラットは22日、南欧諸国を対象にCDSを取 引してきたヘッジファンドに対する新規制をドイツが求める可能性 があると報じた。デリバティブ(金融発生商品)取引を「経済上、 妥当なヘッジ目的」のトレーディングに制限する内容が盛り込まれ る可能性があるとしている。

同紙はまた、メルケル独政権はユーロに対する投機を抑制する ためヘッジファンドへの規制を強化する方針だと伝えた。これに対 し独財務省は報道内容を確認できないとしている。

ギリシャ国債の保証コストは、同国の債務返済能力に対する投 資家の懸念を反映して昨年7月以降で3倍余り上昇した。ギリシャ は今年、国内総生産(GDP)の約20%に相当する530億ユーロ(約 6兆5700億円)を調達する必要がある。4月20日と5月19日に はそれぞれ約80億ユーロを償還しなければならない。

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