米サーモ・フィッシャー、ミリポアに約5500億円の買収提案-関係者

測定機器メーカーの米サーモ・フ ィッシャー・サイエンティフィックは、バイオテクノロジー業界向け に診断用研究機器を供給する米ミリポアに約60億ドル(約5500億 円)の敵対的買収案を提示した。事情に詳しい関係者1人が明らかに した。

同関係者が交渉は非公開だとして匿名を条件に語ったところによ ると、ミリポアは提案を受けた後、財務アドバイザーにゴールドマン・ サックス・グループを起用。来週にも合意が成立する可能性があると いう。

サーモ・フィッシャーのマーク・キャスパー最高経営責任者(C EO)にとっては昨年10月の就任以来、初の大型買収となる。同社 はミリポア買収により、バイオテクノロジー分野での存在感を高める ことができる。ブルックフィールド・インベストメント・マネジメン トのアナリスト、ジョエル・レビントン氏は「戦略的には、両社の統 合は理にかなう。急成長するバイオテクノロジー・セクターでサーモ・ フィッシャーの立場が強固になる」との見方を示した。

22日のニューヨーク証券取引所では、ミリポアの株価は午後2時 57分(日本時間23日午前4時57分)現在、前週末比15.06ドル(21%) 高の86.40ドル。サーモ・フィッシャーは同1.43ドル(2.9%)安 の47.79ドルと、過去5カ月余りで最大の下げ。

サーモ・フィッシャーの広報担当者、ロン・オブライエン氏は電 話インタビューで「うわさにはコメントしない」と述べた。ミリポア の広報担当、カレン・ホール氏は電子メールで「これはうわさだ。当 社はうわさにコメントしない」と答えた。ゴールドマン広報のアンド レア・ラックマン氏もコメントを控えている。

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