2月22日の欧州マーケットサマリー:株は反落、ギリシャ2年債続伸

欧州の為替・株式・債券・商品相 場は次の通り。 (表はロンドン午後6時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.3592 1.3613 ドル/円 91.25 91.52 ユーロ/円 124.02 124.58

株 終値 前営業日比 変化率 ダウ欧州株600 249.67 -.63 -.3% 英FT100 5,352.07 -6.10 -.1% 独DAX 5,688.44 -33.61 -.6% 仏CAC40 3,756.70 -12.84 -.3%

債券 直近利回り 前営業日比 独国債2年物 1.07% -.02 独国債10年物 3.27% -.02 英国債10年物 4.23% +.06

商品 直近値 前営業日比 変化率 金 現物午後値決め 1,115.25 +2.50 +.22% 原油 北海ブレント 78.41 +.22 +.28%

◎欧州株式市場

欧州株式相場は下落。小売株やヘルスケア関連株が売られた。 ダウ欧州600指数は先週、週間ベースでは7カ月で最大の上げとな っていた。

衣料品小売り最大手、スペインのインディテックスとフランス のカルフールが安い。エクサンBNPパリバによる投資判断引き下 げが嫌気された。英グラクソ・スミスクラインなど医薬品株も値下 がり。糖尿病治療薬「アバンディア」をめぐる一部のリポートを受 け、訴訟が増加するとの懸念が高まった。

ダウ欧州600指数は前週末比0.3%安の249.67で終了。6営業日 ぶりの下落となった。

スイスカント・アセット・マネジメント(チューリヒ)で約 500億ドル相当の資産運用に携わるピーター・ブランデル氏は「ここ 数週間見られた力強い上昇の後に調整が入るのは健全な動きだ」と 指摘。その上で、「ギリシャの債務問題や中国の動向をめぐる懸念 はまだ去っていない」と述べた。

22日の西欧市場では、18カ国のうち11カ国で主要株価指数が 下落。ダウ・ユーロ50種指数は前週末比0.5%安、ダウ・欧州50 種指数も0.5%下げた。

インディテックスは2.5%安の42.58ユーロ、カルフールは2.4% 下落の34.09ユーロ。

グラクソは2.6%下げて1203.5ペンスと、下落率はここ1カ月で 最大となった。

◎欧州債券市場

欧州債市場ではギリシャ2年債が続伸。ギリシャ政府が早けれ ば今週にも発行するとみられる国債に需要が集まるとの観測が背景。

ギリシャ2年債利回りは前週末から13ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下し、11日以降で最大の下げとなった。投資家 らはギリシャが差し迫った資金ニーズをどのように満たすのか、詳 細に注目している。ギリシャ公債管理当局の前責任者であるスピロ ス・パパニコロウ氏は先月26日、銀行団を通じて10年債を売却す ることになるだろうと述べていた。

ギリシャ中央銀行のプロボポラス総裁は先週、同国の債務危機 に対する市場の反応は行き過ぎだと指摘、ギリシャ政府による赤字 削減目標の達成を確信していると述べた。

独コメルツ銀行の金利ストラテジスト、デービッド・シュノー ツ氏は22日付のリポートで、「ギリシャはまだ資本市場で資金を調 達できることが証明されよう」と記述し、「短期債でギリシャなど 周辺諸国の国債のパフォーマンスがドイツ国債を上回るとのわれわ れの推奨戦略に変わりはない」とした。

ロンドン時間午後5時7分現在、ギリシャ2年債利回りは

5.41%。同国債(表面利率4.3%、2012年3月償還)価格は0.25ポ イント上げ97.88。ギリシャ10年債利回りは4bp低下の6.41%。

一方、ドイツ10年債の利回りは先月15日以来の高水準となる

3.30%まで上昇した後、3.27%となった。欧州の各国政府が国債発行 を準備していることが材料視された。

◎英国債市場

英国債相場は上昇。先週上昇していた株式相場が反落したこと を背景に、安全資産としての国債需要が高まった。

10年債利回りは2008年11月以来の高水準から下げに転じた。 この日の米S&P500種株価指数は5営業日ぶりに下落。総選挙を 年内に控え、英国政府が赤字削減に取り組めないとの懸念から、国 債相場はこの日の取引で一時下落する場面もあった。同国政府は今 週、償還2019年と60年の国債入札を予定している。

RBCキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、リチャ ード・マクガイアー氏(ロンドン在勤)は「株式相場が下落したこ とから、国債市場のセンチメントが若干好転した」と述べ、「議会 の審議こう着への懸念で週が明けたことを考慮すると、国債はまず まずの値動きだ」と語った。

10年債利回りはロンドン時間午後4時現在、前週末比4ベーシ スポイト(bp、1bp=0.01%)低下の4.24%。一時は4.30%と、 08年11月7日以来の高水準となった。同国債(表面利率3.75%、 2019年9月償還)価格は0.27ポイント上げ96.21。2年債利回りは

1.10%と、前週末を3bp下回った。

ニューヨーク・ニューズルーム   1-212- 617-3007

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: ニューヨーク 西前 明子 +1-212-617-2601 anishimae3@bloomberg.net Editor: Shigeru Chiba 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE