人民元はほぼ適正水準、ブラジルは景気拡大へ-オニール氏(Update1

中国の人民元はほぼ適正水準にあ り、同国政府による景気抑制策は世界経済の成長持続とバブル防止に 貢献する可能性があるとの見方を、米金融大手ゴールドマン・サック ス・グループのチーフエコノミスト、ジム・オニール氏が示した。

中国政府当局は元が3年で21%上昇したことから、2008年7月 以降は元相場を管理して元高を容認しない姿勢を取っている。中国政 府の元高容認に後ろ向きの姿勢に外国政府当局者らは批判を強めてお り、元を過小評価して輸出業者を有利にし、資産価格を押し上げてい ると指摘している。

オニール氏はこれについて、元は「欧米諸国の一部の人々が気に しているほど不釣り合いではない」と述べ、「中国の経済成長の抑制は 各国にプラスになる可能性が高く、同様のことがブラジルについても 当てはまるだろう」と語った。

オニール氏がリオデジャネイロでの会議で明らかにしたところに よると、ゴールドマンはブラジルの2010年の経済成長率予想を

6.4%と、従来予想の5.8%から上方修正した。最高7%に引き上げ る可能性もあるとオニール氏は述べた。いわゆるBRICs諸国全体 の経済成長率は、10年に9.3%に達した後、来年は8.7%になると 予想した。

オニール氏は、ブラジルとロシア、インド、中国の「BRICs 諸国経済の今後数年の景気循環について極めて楽観的だ」と語った。 高成長の4カ国を表すBRICsという呼称はオニール氏が2001年 に考案した。

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