レバレッジド融資のリターン、5年ぶりにジャンク債を上回る

高リスク・高利回り資産の間で、 レバレッジド融資のリターンがジャンク債を米国で5年ぶりに上回っ ている。米連邦準備制度理事会(FRB)が市場に注入した資金の引 き揚げに動き始めたことが背景。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によれ ば、投機的格付けのレバレッジド融資の年初から2月19日までのリ ターン(投資収益率)はプラス1.91%となっている。バンク・オブ・ アメリカ(BOA)メリルリンチの米高利回りマスター2指数による と、ジャンク債のリターンはプラス1.137%。指標金利が上昇すると 融資の変動金利が連動して上昇するため、融資のリターンが高まる。

FRBは18日、公定歩合を0.25ポイント引き上げて0.75%に 設定した。公定歩合引き上げを受け19日のドル建て1年物ロンドン 銀行間取引金利(LIBOR)は昨年12月7日以来で最大の上昇と なった。

インベスコ(ニューヨーク)で約100億ドル(約9130億円)規 模のローンファンドの運用を手掛けるグレッグ・ストークル氏は、「景 気刺激はある時点で引き揚げられなければならない」と述べ、「公定歩 合引き上げは米当局による警告にすぎない」と語った。

ドイツ銀行によると、レバレッジド融資に投資するファンドには 今年に入ってから1兆3800億ドルの資金が流入した一方で、ジャン ク債ファンドからは4億4000万ドルが流出した。

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