ブラックロック、アジアでクレジット・ヘッジファンド設立へ-関係者

世界最大の資産運用会社、米ブラ ックロックは、アジアで社債を売買するヘッジファンドを設立する予 定だ。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

情報が非公開だとして匿名を条件に語った同関係者によれば、同 社は3月にブラックロック・アジアン・クレジット・ヘッジファンド を立ち上げる。ブラックロックのアジア企業信用部門責任者、ニーラ ジ・セス氏(シンガポール在勤)がファンドを統括する。セス氏はコ メントを控えた。

ブラックロックの新規ファンド設定は、韓国の政府系ファンド、 韓国投資公社(KIC)で最高投資責任者(CIO)を務めたグアン・ オン氏や、破たんした米証券リーマン・ブラザーズ・ホールディング スの元クレジット・トレーダー、アッサン・ディン氏らに続き、アジ アで信用市場に投資するファンドの開設増加を示している。

シンガポールのヘッジファンド・コンサルティング会社GFIA によると、アジア地域のヘッジファンドの投資戦略に占める債券ファ ンドの割合は昨年12月現在で2%、株式ロング・ショートが6割を 占めた。

GFIAのプリンシパル、ピーター・ダグラス氏は「アジアの資 本市場で債券が占める割合が徐々に拡大している。投資機会が増大し、 利益獲得を目指す人々が増えている」と指摘した。ただ、運用担当者 が昨年と同様のリターン(投資収益率)を維持できるかどうかについ ての懸念から投資家はアジアのクレジット・ヘッジファンドへの資金 投入に「神経質」になっているとも語った。

ブラックロックの広報担当者は新規ファンドについてコメント を控えた。

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