アジア通貨の対ユーロ高はピーク、買いポジション解消を-ソシエテ

仏銀ソシエテ・ジェネラルによれ ば、5カ月間にわたるアジア通貨の対ユーロ相場の上昇は、欧州連合 (EU)の財政赤字懸念が和らぐ中でピークに達した可能性がある。

昨年10月以降、取引が最も活発なアジアの国・地域の10通貨は ユーロに対してすべて上昇。インドネシア・ルピアとインド・ルピーは 10%高、フィリピン・ペソと韓国ウォンは9%値上がりした。ソシエ テは10月28日、ウォンは対ユーロで11%上昇するとの予想を示して いた。

EU基準の4倍余りに膨らんだ財政赤字の圧縮にギリシャ政府が手 間取るとの観測を背景に、同国債相場は過去2カ月間に下落。財政危機 はポルトガルやスペイン、アイルランドのPIGSと呼ばれる国々に波 及するとの懸念から、ユーロは19日に対ドルで1ユーロ=1.3444ド ルと9カ月ぶりの安値を付けた。

ソシエテでアジアの債券・為替部門の共同責任者を務めるロバー ト・ライリー氏(香港在勤)は19日のインタビューで、「アジア通貨 が対ユーロで完全に上昇しきったとは思わないが、大部分は達成したと みている」と述べた。顧客は同社の推奨に沿って取引を解消し始めたと いう。

ライリー氏によると、ギリシャやその他PIGS諸国に関して何ら かの解決策が出てくれば、これを手掛かりにユーロ相場は大きく反発す る見通し。さらに同氏は、取引を完全に解消するかどうかの決定ついて、 春節(旧正月)の連休が明けた中国株式相場の今週の動きを見極めてか ら判断する考えを示している。

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