LME:コバルトとモリブデン、22日に上場-市場規模は6400億円

世界最大の金属市場、ロンドン金 属取引所(LME)は22日、コバルトとモリブデンの取引を開始する。 これらの金属はジェット機のエンジンやステンレス鋼などの製造に利用 される。

133年の歴史を誇るLMEは、コバルトとモリブデンの先物の立会 場取引を現地時間午後零時20分から毎日5分間実施する。モリブデン 生産で世界2位のチリ銅公社(コデルコ)のマネジングディレクター、 ゴンザロ・クアドラ氏は、同社がモリブデン先物取引を支持する意向を 示した。

LMEはシンガポールに初の海外事務所を開設するほか、バルチッ ク取引所(ロンドン)と共同で新取引所を設立し、海運デリバティブ (金融派生商品)取引を開始することを提案。いわゆるマイナー金属取 引にも事業を拡張している。

ロンドンのSFPメタルズ(UK)のマーケティング担当マネジャ ー、スティーブン・イングリッシュ氏は、新先物の出来高は鉄鋼を上回 る可能性があると予想。「モリブデンとコバルトは歴史的に見て価格変 動率が大きい上、工業用途が広範囲にわたるからだ」と指摘する。「取 引初日を興味深く見守り、その後の動向も注視するつもりだ」と述べた。 同氏はコバルトを30年以上にわたって取引している。

英業界誌メタル・ブレティンによると、コバルト価格は年初来で

2.4%下落し1ポンド当たり19.52ドル。酸化モリブデンの指標価格は 43%上昇し同17.25ドルとなっている。LMEはこれらの金属の市場 規模を計約70億ドル(約6400億円)と推計。既にLMEで取引され ているすずは50億ドルとみている。

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