ドイツの景気回復は「後退しやすい」、10-12月の停滞が示す-財務省

ドイツ経済が昨年10-12月期に 停滞したことは、第2次世界大戦以降で最も深刻なリセッション(景 気後退)からの回復は「後退しやすい」傾向があることを示してい る。ドイツ財務省がこのように分析した。

ドイツ財務省は22日に公表した月報で、世界各国政府による景 気刺激策の効果が弱まる中、ドイツ国内の成長源が重要度を増して いるが、それらは「明らかにゆっくりとしたペースでしか広がって いない」と指摘した。

2009年10-12月(第4四半期)のドイツ国内総生産(GDP) は前期比横ばいとなり、前期の同0.7%成長から減速。メルケル政権 の予算案へのリスクを浮き彫りにした。

月報では、09年の終わりにかけての「産業ダイナミズム」の弱 体化は、昨年夏に見られた景気上振れが「世界的な景気刺激策を受 けた、主に短期的需要の勢いに起因する」ことを示していると分析 した。

一方、1月の連邦政府と州政府の税収は合わせて前年同月比

7.8%減少。連邦政府の税収は同11.7%減、16の州政府の税収は同

9.1%減少した。

メルケル政権は今年、過去最高の858億ユーロ(約10兆7300 億円)の借り入れを予定。1月単月でも借入額は91億ユーロに達し た。財政赤字は今年、対国内総生産(GDP)比で5.5%に膨らむと 見込んでいる。これは欧州連合(EU)の目標上限である3%のほ ぼ2倍に相当する。

ベウス財務次官は月報の論説で、「危機対応の措置」は「ドイツ の財政に多大な影響を及ぼした」と説明した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE