ギリシャ:スワップ15社と締結、ゴールドマンが最大-関係者

ギリシャ政府は証券会社約15社 とスワップ契約を締結していたが、同国の債務の実態隠しを助けたと 疑われる金融機関からの支払いを含む契約は、そのごく一部だった。 契約を直接知る関係者一人が匿名を条件に語った。

関係者によれば、ギリシャが資金の前払いを受けられる一連のス ワップ契約が締結されたのは、欧州連合(EU)監督当局がスワップ の利用を制限する規則を改正した2008年よりも前にさかのぼる。こ のうち、02年にギリシャ政府に約10億ドル(約917億円)の資金 を提供した米ゴールドマン・サックス・グループがまとめた契約が最 大だったもようだ。

この関係者によれば、ギリシャとスワップ契約を結んだ15社は いずれもプライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)だった。 ギリシャ中央銀行によれば、同国のプライマリーディーラーは昨年時 点でシティグループ、バークレイズ、モルガン・スタンレーを含めて 21社に上った。

ゴールドマンの広報担当(ニューヨーク在勤)と、モルガン・ス タンレーの広報担当(ロンドン在勤)はいずれもこの件でコメントを 控えている。バークレイズとシティのロンドン在勤の担当者、ギリシ ャ政府当局者からのコメントは得られていない。

イタリアのボッコーニ大学のチェザレ・コンティ教授(経営学) はミラノから電話インタビューに応じ、スワップ契約について、「前 払いの資金が必ずしも債務隠しにつながるわけではない。債務を増や すのではなく、管理する手段として用いれば有用だ」と説明。「各国 政府は金融機関1社へのエクスポージャー(リスク債務)を減らすた め、スワップ契約で多くのカウンターパーティー(取引相手)を求め る傾向がある」と指摘した。

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