今年の日本株は買い、バブル崩壊でも中国売り避けよ-ファーバー氏

著名投資家のマーク・ファーバー 氏は22日、ブルームバーグ・ニュースとの単独インタビューで、「日 本株はこれまで世界の機関投資家が無視してきたため割安だ。今年は ほかの市場をアウトパフォームするだろう」と話した。銀行、保険、 証券など金融セクターが割安と判断、買いを推奨している。

同氏はまた、農業やコモディティ関連資産にも投資すべきとし、 小麦、大豆、コーンなどを有望な投資対象としている。一方、米国株 は「年初の水準を若干下回って2010年を終わる」と予測、S&P500 種株価指数も1116.56ポイント(1月4日始値)を下回る可能性があ るとした。

一方、この日午後に行われたCLSA主催の投資家フォーラムで は、今後中国株のバブルが崩壊する可能性はあるものの、長期的成長 力や過去の米国の動きなどと比較し、中国株を売り建てる(ショート) べきではないとの認識を示した。

ファーバー氏は、「中国のバブルが弾け、2-3年程度悪い時期を 過ごすことになったとしても、中国の長期経済成長を脱線させるよう なものにはならない」と強調。同氏によると、米国では19世紀に19 回のバブル崩壊があり、運河事業者や鉄道事業者が壊滅的な打撃を受 けたが、米国の経済成長に伴ってこれら産業も復活、国として成長を 続けてきたという。中国も米国同様の動きになるとみており、「中国株 をショートするより、豪鉱山株をショートするなどして手当てする方 が賢明だ」と述べた。

同氏は1946年2月28日生まれの63歳。87年の「ブラック・マ ンデー」を予言し、世界的名声を得た。90年には日本のバブル崩壊を 予想、2008年以降の金融危機に際しては、「米国経済は最終的に破た んする」(2008年10月22日のロンドン講演)と主張、金融市場関係 者に対して転職などを提案している。

--取材協力:Mike Firn Editors:Shintaro Inkyo、Makiko Asai

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