ドイツ銀CEO:銀行の高額報酬、損失の直接原因とは限らない

独銀最大手、ドイツ銀行のジョセ フ・アッカーマン最高経営責任者(CEO)は、金融危機の時期に高 い報酬を払った銀行の中には、他行よりも損失が少ない銀行もあった と述べた。高額報酬が銀行業界の問題の原因とは限らないとの見方を 示唆した。

アッカーマン氏は19日、オーストリアのインスブルックで開催さ れた会議で、「報酬制度と損失に相関関係はあるだろうか」と問い掛 け、「答えはイエスだが、反対方向に作用するものだ」と語った。自 らの視点は反感を招きかねないと断った上で、「多額の報酬を支払っ た銀行の損失は著しく小さかった」と述べ、「報酬方針にすべての責 任を負わせるべきではない」と付け加えた。

同CEOはさらに、実際に高額報酬を払いつつも危機の傷が浅か った金融機関として、ドイツ銀のほかに、米ゴールドマン・サック ス・グループ、クレディ・スイス・グループ、英バークレイズを例に 挙げた。さらに、その反対を証明する例は数少ないと付け加えた。

ドイツ銀行の報酬計画に詳しい関係者2人によると、同行は上級 バンカーほどボーナスにおける支払い繰り延べの割合が高くなるシス テムを2009年に導入した。同行はまた、固定給を5-30%増やすとと もにボーナスを同程度減らす。損失を出した場合はボーナスの返還を 求める可能性もあるという。

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