ロシア・ルーブル建て社債発行、今年は過去最高の勢い-利回り低下で

ロシア企業によるルーブル建てで の起債規模が、今年は過去最大となる可能性が高い。利回り低下に加 え、為替の変動幅が縮小したことが背景だ。

モスクワを拠点とするトラスト・インベストメント銀行と、オラ ンダの金融サービス最大手、INGグループによると、ロシアの国内 社債発行額は今年、少なくとも1兆ルーブル(約3兆円)に達する見 通し。2008年は5330億ルーブル、09年は8140億ルーブルだった。

VTBキャピタル(モスクワ)がまとめたデータによると、ロシ アの大手企業が発行した社債の利回りは平均8-9%と過去1年で半 分となった。ロシア中央銀行は19日、主要政策金利であるリファイナ ンス金利を過去最低の8.5%に引き下げると発表。イタリアの大手銀 行、ウニクレディトは、今年半ばまでにさらに150ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)の利下げの可能性があると見込んでいる。

INGの債券アナリスト、スタニスラフ・ポノマレンコ氏(モス クワ在勤)は「収入がルーブル主体の企業は今、外貨で借り入れるな らよく考えるべきだ」と述べた。

指標となるルーブル建て国債(2036年償還)の利回りは、2009 年8月以降で4.5ポイント低下し、18日には1年半ぶりの低水準とな る8.1%を付けた。ロシアのドル建て国債(2030年償還)利回りは同 期間に2ポイント下げ5.4%となった。

ロシア最大の企業、ガスプロム発行のルーブル建て債(2012年償 還)利回りは8.2%となっており、昨年6月の発行時から5.4ポイン ト低下した。同社のドル建て債(2013年償還)は同期間に3ポイント 低下し5.3%となっている。

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