アジア株:2週間で最大の下落、米公定歩合上げで刺激引き揚げ観測

19日のアジア株式相場は下落。米 連邦準備制度理事会(FRB)が約3年ぶりに公定歩合を引き上げた ことから景気刺激策が徐々に解除されるとの観測が広がり、この2週 間で最大の下げとなっている。

米国での売上高が全体の約62%を占める香港の商社リー・アン ド・ファン(利豊)は3.7%安。オーストラリア最大の産金会社、ニ ュークレスト・マイニングはFRBの決定を受けた金属相場安を背景 に3.4%下落。同国4位の銀行、ナショナル・オーストラリア銀行(N AB)は2.7%値下がり。2009年10-12月(第1四半期)の利益が ほぼ前年同期並みにとどまったことが嫌気された。セキュリティーソ フト世界3位のトレンドマイクロも10年1-3月(第1四半期)が 減益になるとの見通しを示したことから売られた。

富国生命投資顧問の桜井祐記社長は、「公定歩合を引き上げるほど 米国経済は良い状況になく、当局の意図が正直よく分からない」とし、 政府や中央銀行からのメッセージの「機軸がぶれ始めると政策不透明 感につながり、金融市場にとってマイナスになる」と話した。

MSCIアジア太平洋指数は、日本時間午後3時7分現在、前日 比2.1%安の115.30。このまま終了すれば今月5日以降で最大の下 げとなる。今週の上げも失った。日経平均株価は前日比212円11銭 (2.1%)安の1万123円58銭で取引を終えた。

-- With assistance from Satoshi Kawano and Anna Kitanaka in Tokyo. Editors: Nicolas Johnson, Sam Waite

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 若林 有紀 Yuki Wakabayashi +81-3-3201-2263 Ywakabayash1@bloomberg.net Editor: Akiyo Kinoshita 記事に関する記者への問い合わせ先: Shani Raja in Sydney at +61-2-9777-8652 or sraja4@bloomberg.net Masaki Kondo in Tokyo at +81-3-3201-8868 or mkondo3@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Darren Boey at +852-2977-6646 or dboey@bloomberg.net

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