スイスのネスレの09年:売上高の伸び鈍化-低価格志向が響く

世界最大の食品メーカー、スイス のネスレの2009年通期決算では、売上高の伸びが鈍化した。リセッ ション(景気後退)を背景とした消費者の低価格志向が響いた。

同社の19日の発表によれば、買収と事業分離、為替変動を除い たベースの売上高は前年比4.1%増と、08年の8.3%増から伸びが鈍 化した。ブルームバーグがまとめたアナリスト16人の予想平均の

3.9%増は上回った。

純利益は104億スイス・フラン(約8780億円)に減少。前年に 比べて資産売却益が減少したことが影響した。市場予想(102億スイ ス・フラン)は上回った。

ネスレは年5-6%の増収を長期的な目標としている。09年は5 年ぶりに目標に届かなかった。売上高の10分の1余りを占めるミネ ラルウォーターの売り上げは為替や買収の影響を除いて1.4%の減少。 消費者は「ペリエ」や「サンペレグリノ」など同社ブランドに比べ低 価格な商品を選好した。

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