【テクニカル分析】ボベスパ指数、50日移動平均線から11%下落も

終値ベースで50日移動平均線を上 回ったブラジル株の指標のボベスパ指数は、今後1カ月で11%下落す る可能性があると、米アウアーバッハ・グレイソンは予想している。

同社のグローバル・テクニカルストラテジスト、リチャード・ロ ス氏によると、ボベスパ指数が18日に1カ月ぶりの高値の67836.08 に上昇し50日移動平均線(67683.95)を上回った後、3月半ばまでに は昨年10月の安値(60162.31)に向かって下げる可能性がある。2月 5日に付けた3カ月ぶりの安値からの反発で中長期的な下げ局面にい ったん終止符が打たれたが、50日移動平均線はこの相場反発の上値抵 抗線となっているという。

ロス氏はドルの対ユーロでの上昇で商品価格が下落し、ブラジル の生産者の業績見通しが落ち込むため、株式相場は下げ基調が続く公 算が大きいと指摘した。ブラジルは内需拡大や政府の景気対策、同国 が輸出する一次産品価格の上昇を背景に、多くの国に先駆けてリセッ ション(景気後退)を脱したことから、ボベスパ指数は2008年10月 27日の3年ぶりの安値から130%の大幅高を演じている。

ニューヨーク在勤のロス氏は18日の電話インタビューに答え、 「上昇局面が続いた期間を考慮すると、長期にわたる大幅な調整を経 験していない点からみて、下降局面に向かう可能性は高まっている」 と指摘。「ドル高ユーロ安は商品相場やブラジルなどの資源国には弱気 な要因になる可能性がある」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE