FRB:公定歩合引き上げ、窓口貸し出し期間短縮-声明全文

米連邦準備制度理事会(FRB) が18日公表した声明全文は以下の通り。

FRBは18日、金融市場情勢が引き続き改善していることを考慮 し、公定歩合による窓口貸し出しプログラムの条件に幾つか修正を加 えることを全会一致で承認したと発表した。

今月初めに幾つかの緊急融資プログラムを終了させた措置と同様 に、これらの変更はFRBの融資制度の一段の正常化を意図したもの だ。今回の修正は家計と企業にとって金融状況の引き締めにつながら ない見込みで、経済と金融政策の見通し変更を示唆するものではない。 金融政策の見通しは、1月の連邦公開市場委員会(FOMC)から変 わっていない。同会合は、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目 標を現行の0-0.25%に据え置くとともに、経済情勢はFF金利を長 期にわたり異例の低水準に維持することを正当化する公算が大きいと 予想されるとの見解を示した。

FRBの銀行向け窓口貸し出しの変更点は、公定歩合を現行の

0.5%から0.75%に引き上げるよう求める12地区連銀の要請をFRB が承認したことを含む。これは19日から実施する。

またFRBは、窓口貸し出しの通常の最長期間を3月18日付で 翌日に短縮すると発表した。同貸し出しは、連銀から全面的な担保付 きベースで、概して健全な状態にある預金取扱機関に予備の資金源と して提供される。最後に、FRBはターム・オークション・ファシリ ティー(TAF)の最低入札金利を0.25ポイント引き上げ、0.5%と したことを発表した。TAFの最後の入札は2010年3月8日に行われ る。

窓口貸し出しの条件緩和は、金融危機へのFRBの最初の対応の 1つだった。07年8月17日、FRBはFF金利に対する公定歩合の スプレッドを1ポイントから0.5ポイントに縮小し、通常の最長期間 を翌日から30日に延長した。07年12月12日、FRBは預金取扱機 関のターム物資金調達へのアクセスを一層改善するため、TAFを創 設した。08年3月16日、FRBはFF金利に対する公定歩合のスプ レッドを0.25ポイントに縮小し、窓口貸し出しの最長期間を90日に 延長した。

その後、大口の資金調達市場の状況改善に対応し、FRBは09 年6月25日にTAF入札の規模の段階的縮小を開始。09年11月17 日発表、10年1月14日実施でFRBは窓口貸し出しの期間の正常化 プロセスを開始し、最長貸出期間を28日に短縮した。

18日発表の公定歩合引き上げで、公定歩合とFF金利誘導目標 (0-0.25%)の上限とのスプレッドは0.5ポイントに拡大した。ス プレッドの拡大と最長貸出期間の短縮により、預金取扱機関が短期信 用の資金調達を民間市場に依存し、FRBの窓口貸し出し制度を予備 的な利用にとどめることを促すだろう。FRBは0.5ポイントのスプ レッドの経験を考慮しながら、スプレッドをさらに拡大させるのが適 切かどうか時間をかけて評価していく。

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