中国はなお資産バブルへの途上、預金準備率引き上げ後も-CLSA

中国は先週、過去1カ月で2回目 の預金準備率引き上げに踏み切ったものの、依然資産バブルへの行程 途上にあると、CLSAアジア・パシフィックはみている。

CLSAのストラテジスト、クリストファー・ウッド氏は、中国 では引き締め観測が株式相場に織り込まれてきている上、信用の伸び 抑制への取り組みもまだ、不動産需要の「総崩れ」をもたらすには至 っていないと指摘。同国の不動産、銀行、保険株を投資ポートフォリ オに組み入れ続ける意向だという。

ウッド氏は18日、「欲と恐れ」と題したリポートで、「引き締めを めぐる不透明感が解消されれば、再びバブル不安が強まり始めるまで、 投資家は『熱過ぎることも冷た過ぎることもない』状態をあらためて 享受できる」と指摘。その上で「中国はなお資産バブルを避けられな い状態にある。人民元の上昇が今後も抑えられれば、そうなる可能性 は最も高くなる」との見通しを示した。

中国株の指標、上海総合指数は今年に入って7.9%下落。1月の 銀行融資の合計が今年の年間目標額(7兆5000億元)の19%に達し、 不動産価格が1年9カ月ぶりの大幅上昇となる中、政策当局が資産バ ブル回避とインフレ抑制に取り組んでいることが背景にある。中国は 2008年7月以降、元相場を1ドル=6.83元付近に維持している。

ウッド氏は今月3日、中国株の下落は「スピードバンプ(徐行帯)」 のように一時的なものであり、3カ月後には再び上昇に転じるとの見 通しを示した。

今週の中国本土株市場は春節(旧正月)の祝日のため休場。取引 は22日に再開される。

-- Editors: Richard Frost, Reinie Booysen

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor:Yoshito Okubo 記事に関する記者への問い合わせ先: Shiyin Chen in Singapore at +65-6212-1170 or schen37@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Reinie Booysen at +65-6212-1154 or rbooysen@bloomberg.net

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