5-7年物の米社債に人気-利上げとインフレ懸念で「次善」の策

米国の5-7年物社債が、金利の 上昇をヘッジしたい投資家の人気を集めている。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によると、 5-7年物は、年初からのリターン(利息の再投資分含む)が1.88% と、すべての年限の社債(0.75%)を上回っている。昨年最も好調だ った10-15年物は1.31%となっている。

投資家は現在、金融政策の動きに反応しやすい比較的短期の債券 への投資に消極的。連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを開始す る可能性が懸念されているためだ。一方、景気回復と計8兆2000億 ドルに上った景気刺激策がインフレ加速につながる恐れがあることか ら、比較的長期の債券も敬遠されている。FRBは18日、公定歩合 を0.25ポイント引き上げ0.75%とした。

ファースト・インベスターズ・マネジメント(ニューヨーク)の マネーマネジャー、ラジーブ・シャーマ氏は「利上げの恐れがあるた め、30年物に対する買い意欲が早期に高まることはないと思う」と指 摘。「一方で現在、リターンの低さが短期債買いの最大の問題になって いる。次善の策は5-7年物の買いだ」と語った。

BOAメリルのグローバル・ブロード・マーケット・コーポレー ト指数によると、18日の社債と政府債の利回り格差は2ベーシスポイ ント(bp、1bp=0.01%)縮小の169bp。1カ月前より8bp 高いが、1年前の452bpを大きく下回っている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE