スミダ株急反発、アジア向け好調で今期黒字転換-08年10月来の高値

コイル大手のスミダコーポレーシ ョン株が一時、前日比14%高の860円と急反発。2008年10月6日以 来、約1年4カ月ぶりの高値を付けた。アジアの経済拡張を背景に、 デジタル家電向けや自動車向けのコイルが伸びている。今期(2010年 12月)は営業黒字への転換が可能との見方から、買いが集まった。

スミダが18日の取引終了後に公表した今期業績予想によると、連 結売上高は前期比15%増の500億円、営業損益は30億円の黒字(前 期実績は2億3300万円の赤字)になる見込み。08年度から取り組む 事業構造改革の成果が出て、営業利益率6%への回復を想定している。 IR担当の宇都宮千紘氏によると、「前第3四半期(09年7-9月) から受注が大幅に回復している」ほか、足元ではデジタル家電向けが 好調で、ノートパソコンや携帯電話などの需要が高まっているという。

独立系調査会社ティー・アイ・ダヴリュ(TIW)の水田雅展シ ニアアナリストは、「固定費削減効果が出ており収益性が高まった」と 分析、今期の営業黒字転換は確実とみる。会社側の今期1株利益(E PS)予想は104円、水田氏は「製造業の株価収益率(PER)は10 倍以上。スミダも早晩10倍以上に回復するとみられ、株価は1000円 台に値上がりする」と予想した。

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