東光株続伸、コイル生産量引き上げ報道-攻めの経営に転換

コイルやフィルターなどの電子部 品を製造する東光の株価が売買を伴って急騰。上昇率は一時、2009年 12月3日(19%)以来、2カ月ぶりの高さを記録した。一部報道で 2011年度までにコイル事業全体の生産量を09年度比約40%引き上げる と伝えられ、同事業の拡大に伴う業績回復期待が強まった。

株価は一時前日比11%高の135円まで値を上げた。午前10時20 分現在の出来高は320万株。過去1年間の1日当たり平均(70万株) を大幅に上回る。

19日付の日刊工業新聞によると、東光は新機種の投入などにより、 コイル事業全体の生産量を引き上げる。品ぞろえを充実させることで競 合製品と差別化する。事業売上高は300億円規模と、現状より40%弱 増加すると見られるとも伝えている。

立花証券の鎌田重俊アナリストは今回の報道について、「これまで 東光は規模縮小などに追われていたが、ようやく攻めの経営ができるよ うになった」と語り、この事業戦略を高く評価する。

東光が5日の四半期決算発表時に開示した2010年3月期の連結営 業損益予想は2億円の黒字。前期の36億円の赤字から2期ぶりに黒字 化する見通しだ。海外事業の業績が改善傾向にあり、「ようやくアクセ ルを吹かせる状況になってきた」と鎌田氏は述べた。

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