カブコム証株が大幅高、株主還元策評価-自社株買い期待も

ネット証券大手、カブドットコム 証券の株価が大幅高。今期(2010年3月期)末を基準日として記念配 当や株式分割を実施すると18日に発表。株主還元や株式流動性向上に 加え、単元株制度採用による投資単位の実質引き下げも評価された。ア ナリストからは自己株式取得の条件が整ったとの期待も出ている。

株価は前日比13%高の9万8500円まであり、08年10月24日 (14%)以来約1年4カ月ぶりの上昇率を記録した。午前9時40分現 在、東証1部値上がり率2位となっている。

今期の配当は普通配1300円に記念配700円を加え、2000円とする。 前期実績は普通配のみの1300円だった。株式分割は1株を200株にす る。同時に4月1日から1単元を100株とする単元制度も導入する。こ れらにより、投資単位金額は実質現在の半分になる見通し。

クレディ・スイス証券の大野東アナリストは「これまで同社経営陣 が自己株式取得実施のボトルネックとしていたのは、自己株取得実施に よる個人株主数の減少と流動性の低下」であると指摘、「株式分割と単 元株制度の採用により、上記問題は緩和される公算が大きい」とみてい る。自己株取得実施に向けた土壌は整ったと評価したうえで、「4月の 本決算発表のタイミングが一つの目安」と予測した。

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