レポやや強含み、22日のTB発行日で-日銀買い切りオペに応札増

短期金融市場では足元のレポ(現 金担保付債券貸借)金利がやや強含んだ。国庫短期証券(TB)3カ 月物と1年物の発行日にあたる22日の資金手当ての需要が多かった。 一方、日銀のTB買い切りオペの応札倍率は6倍を越えた。

19日の東京レポレートは、翌営業日の22日受け渡しの翌日物(ト ムネクスト物)が0.005%上昇の0.109%、2営業日後に受け渡しされ る翌日物(スポットネクスト物)は0.004%高い0.109%と、レート公 表開始以来の最低水準から小幅反発した。市場では0.11%中心に取引 された。

全本店共通担保オペ1兆2000億円(22日-3月8日)の最低金 利は前回(19日-3月9日)と同じ下限0.10%だったが、平均金利は

0.004%高い0.108%になった。オペ実施後もレポ市場で22日の資金 調達需要が指摘された。

国内証券のTBディーラーによると、22日は3カ月物と1年物の 発行が重なっており、在庫が積み上がっている証券会社から資金調達 圧力がかかったのではないかという。

今週実施されたTB1年物と3カ月物の入札結果は順調だったが、 入札後に買いが強まる様子も見られず、市場で売りが残った。別の国 内証券のディーラーによると、新発3カ月物利回りが0.12%台に乗せ てきたので、在庫の既発3カ月物をオペで売却したのではないかとみ ていた。

TB買い切りオペ

この日のTB買い切りオペ4000億円は2兆6261億円の応札が集 まり、4149億円が落札された。応札倍率は6.33倍と前回(5.39倍) から上昇し、昨年7月16日以来、約7カ月ぶりの高水準を記録した。 前日終値に比べた平均落札利回り格差はプラス0.003%だった。

TB3カ月物の前日終値は、新発89債や87回債が0.120%、85 回債や84回債は0.115%となり、落札利回り水準が低かった84回債 や85回債などの処分売りがオペに集まったとの見方が出ていた。

当座預金は15兆円台

この日は5年国債の発行要因に伴う資金不足日にあたり、当座預 金が8000億円減の15兆4000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀) は3000億円減の11兆2000億円程度に減少した。

15日の年金払い日以降、足元資金に余剰感が広がり、銀行は準備 預金の積みの進ちょく率かい離幅も平均対比プラス5%台まで進んだ ため、日銀は余剰感を徐々に解消する金融調節を行うとの見方もある。

ただ、今月初旬の市場では、当座預金や準備預金の減少をきっか けにレポ金利が上昇した経緯があり、市場関係者の間では、日銀は当 座預金を15兆円台で維持するとの予想が出ていた。

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