米デル:11-1月は減益、粗利益率が予想下回る-株価下落

パソコン(PC)メーカー世界3 位、米デルの2009年11月-10年1月(第4四半期)決算は、前年 同期比で減益となり、売上総利益率(粗利益率)もアナリスト予想を 下回った。部品コストの上昇や、年末商戦に利益率の低いPC販売が 拡大したことが響いた。

デルの18日の発表文によると、純利益は3億3400万ドル(1 株当たり17セント)と、前年同期の3億5100万ドル(同18セント) から減少。一部項目を除いた粗利益率は17.4%で、ブロードポイン ト・アムテックのアナリスト、ディネシュ・ムルジャニ氏によると、 これはアナリスト予想平均(18%)を下回った。

デルは値引き販売で競合大手のヒューレット・パッカード(HP) やエイサー(宏碁)に対抗。年末商戦中の安価な個人向けPCの販売 が利益を圧迫したと説明した。ブライアン・グラッデン最高財務責任 者(CFO)によると、特に半導体メモリーなど部品コストの一部が 上昇したことも利益率を低下させた。10年2-4月(第1四半期)の 売上高は11-1月期を下回る見込みという。

ノースイースト・セキュリティーズのマネジングディレクター、 アショク・クマー氏は、デルの利益率は「エイサーなどとの競争激化 により短期的に圧迫されるだろう。HPとの競争も若干足かせになる」 と説明。「業界の特徴は2つある。価格競争が激しくなったこと、そし て部品コストが上昇したことだ」と指摘した。

11-1月期の売上高は前年同期比16%増の149億ドルと、アナ リスト予想平均(138億ドル)を上回った。一部費用を除いた1株利 益は28セントと、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想(27セ ント)を1セント上回った。

デルは四半期ごとの業績予想を発表していない。グラッデンCF Oはこの日、同社は新年度(10年2月-11年1月)の見通しに「慎 重ながらも楽観的」だと述べた。

同社の18日株価終値は前日比32セント高の14.43ドル。年初 からの騰落率はプラス0.5%。決算発表後の時間外取引では一時

13.63ドルと、終値に比べ80セント(5.5%)下落した。

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