【個別銘柄】ダヴィHなど不動産、トレンド、スミダ、ミスミ、東光

材料銘柄の終値は以下の通り。

ダヴィンチ・ホールディングス(4314):1000円(19%)安の 4190円とストップ安(値幅制限いっぱいの下落)。不動産市場の流動 性低下が続き棚卸資産評価損や特別損失を計上し、2009年12月期の連 結最終損益は264億円の赤字に転落したもよう、と18日に発表した。 従来予想は3億1500万円の黒字。同期末時点では連結で110億円の債 務超過に陥っている可能性にも言及したため、業績や財務悪化を嫌気し て売りが増えた。

不動産株:東証1部33業種指数の下落率1位は3.8%安の不動産。 個別では、三井不動産(8801)が4.3%安の1461円、三菱地所(8802) が4.3%安の1354円、ダヴィンチ・ホールディングスの思惑からケネ ディクス(4321)が5.5%安の2万5790円など新興系銘柄も下げた。 米金融政策当局が公定歩合の引き上げを発表し、世界的な金融緩和によ る過剰流動性の変調も警戒された。

トレンドマイクロ(4704):5.7%安の3170円。円高による欧米を 中心とした売上高減少を費用削減では埋めきれず、09年12月期の連結 純利益は前の期比8.4%減の176億円だった。同社は予想が困難として 通期業績計画の発表を手控え、10年12月期は第1四半期(1-3月) 予想のみを公表した。業績の先行き懸念が台頭した。

スミダコーポレーション(6817):11%高の837円で東証1部の上 昇率1位。一時15%高の865円まで上げ、08年10月3日以来、約1年 4カ月ぶりの高値を付けた。アジアの経済拡張を背景に、デジタル家電 向けや自動車向けのコイルが伸びている。10年12月期は営業黒字に転 換するとの見通しを会社側が示し、買いが集まった。

ミスミグループ(9962):5%高の1620円。デジタル家電や自動 車の生産回復を受けて国内外から受注が増えており、10年3月期の連 結純利益は従来計画から35%上振れ、35億円になる見通しと18日に発 表した。収益環境の改善を好感した買いが優勢。

カブドットコム証券(8703):3.5%高の8万9800円。10年3月 期末を基準日として記念配当や株式分割を実施する、と18日に発表。 株主還元や株式流動性向上に加え、単元株制度採用による投資単位の実 質引き下げも評価された。

くらコーポレーション(2695):5.6%高の27万6100円。クレデ ィ・スイス証券は18日、新規に投資判断を「アウトパフォーム」、目 標株価を40万円に設定した。同証の渡辺真理子アナリストは、「昨今 の景況は外食企業への投資をちゅうちょさせる」とした上で、「同社を はじめ一部企業の業績は好調に推移しており、市場の認識と実態には大 きなかい離が存在する」などと18日付リポートで指摘した。

東光(6801):9%高の133円。11年度までにコイル事業全体の 生産量を09年度比約40%引き上げる、と19日付の日刊工業新聞が報 じた。トランスやインダクターなどのコイル事業は携帯用電子機器の高 機能化を背景に需要が拡大しているという。同事業の拡大に伴う業績回 復期待が強まった。

フルヤ金属(7826):5.1%高の1万410円。3月末の株主に対し て1株を2株に株式を分割する、と18日に発表。また、期末配当を20 円から15円に変更することも決定。株式分割を考慮すると、実質10円 の増配となる。株主還元姿勢などを評価した買いが優勢。

コシダカ(2157):16%高の22万3500円。一時21%高の23万 3000円とストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)。上期(09年9月- 10年2月)に予定していた新規出店の一部を遅らせたことで経費を抑 制、上期の業績予想を上方修正した。10年8月通期計画は据え置いた が、足元の売上高は堅調に推移しているうえ進ちょく率も高く、上振れ が期待できるとみられた。

サンケン電気(6707):3%高の275円と3連騰。発光ダイオード (LED)に比べ価格が半値以下で、省エネ性能も同等の液晶テレビ用 新型バックライト技術を開発した。早ければ今夏から出荷されるため、 業績への貢献を見込む買いが優勢になった。

セメント株:太平洋セメント(5233)が3.6%高の115円など、セ メント会社の一角が堅調。国内需要の伸び悩みが続くとみて、セメント 各社は国内生産能力を一斉に削減すると、19日付の日本経済新聞朝刊 が伝えた。太平洋セメは約3割を削減するとしており、採算性の向上な どが評価された。

建設技術研究所(9621):3.4%安の456円。公共事業の予算削減 の影響などから、09年12月期の連結営業利益は前期比4.4%減の11億 8100万円になった。

古河電気工業(5801):1.6%高の448円。一時461円と、09年8 月4日以来、約半年ぶりの水準を回復した。三菱UFJ証券は18日、 投資判断を「3(市場平均並み)」から「2(アウトパフォーム)」に 格上げした。

サイバーエージェント(4751):0.8%高の15万4100円。バーク レイズ・キャピタル証券は18日、投資判断「オーバーウエート」を据 え置き、目標株価は14万9000円から19万円に引き上げた。

エムティーアイ(9438):0.9%高の17万7700円。発行済株式総 数の0.4%に相当する600株、金額にして1億円を上限に自社株買いを 実施すると発表した。

TOWA(6315):6.6%安の675円。インベスコ投信投資顧問が、 同社の株式保有比率を5.4%から4.4%へ引き下げたことが大量保有報 告書で明らかになった。目先の需給懸念が強まった。

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