カーライルのルーベンスタイン氏:IPO以外にも利益確保の方法ある

プライベートエクイティ(未公 開株、PE)投資会社、米カーライル・グループの共同創業者であ るデービッド・ルーベンスタイン氏は、投資会社は保有株を企業や 他の金融機関に売却しており、新規株式公開(IPO)市場の縮小 は利益獲得の妨げとはなっていないと指摘した。

ルーベンスタイン氏はブルームバーグテレビジョンとのインタ ビューで、「投資家に資金を還元する方法は多くあり、IPOが実 施できないことは大したことではない」と述べた。

今年のIPO計画の約半数は、値動きが不安定な株式市場を背 景に延期または中止となっている。ブラックストーン・グループや コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)、カーライルは、P Eファンドに出資してもらっている年金基金や寄付基金、富裕層へ の利益還元や債務返済を目的に、保有する企業の株式公開を模索し ている。

ブラックストーンは先週、旅行サービス会社トラベルポートの IPOを延期し、プラスチック容器メーカー、グラハム・パッケー ジングのIPO規模も縮小した。こうした状況を踏まえ、PE投資 会社は限られた提携相手の利益を確保するため、いわゆる戦略的な 買い手への株式売却をますます好む可能性がある。英調査会社プレ キンによると、2006年に募った資金の3分の1余りについては、 まだ投資家に全く還元されていない。

ルーベンスタイン氏は「このところ利益分配は多くなかったが、 今年は分配されるだろう」と述べた。

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