2月18日の米国マーケットサマリー:株は3日続伸、経済指標を好感

ニューヨークの為替・株式・債券・ 商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.3612 1.3607 ドル/円 91.25 91.25 ユーロ/円 124.21 124.17

株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 10,392.90 +83.66 +.8% S&P500種 1,106.75 +7.24 +.7% ナスダック総合指数 2,241.71 +15.42 +.7%

債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .87% +.02 米国債10年物 3.80% +.06 米国債30年物 4.74% +.04

商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金 (ドル/オンス) 1,118.70 -1.40 -.12% 原油先物 (ドル/バレル) 79.10 +1.77 +2.29%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では、ドルがユーロと円に対してもみ合 い。スイス国立銀行(SNB)による為替介入の観測が広がったほか、 米フィラデルフィア地区の製造業活動が拡大した一方で、米週間失業保 険申請件数は増加するなど、経済統計は強弱混在となった。

ユーロは一時、対ドルで上昇。SNBがスイス・フランの上昇を 抑制するために自国通貨売りの介入を実施したとの観測が強まった。 英ポンドは対ドルで約1週間ぶりの安値に下落。1月の英財政収支 が同月としては統計開始(1993年)以来で初の赤字を記録した。

オンライン為替取引オアンダの通貨アナリスト、ディーン・ポッ プルウェル氏(トロント在勤)は「ボラティリティを高めるような 材料がいくつかあった。失業保険統計はドルにやや売り圧力をかけ たが、経済統計の内容は確実に良くなっている」と述べた。

ニューヨーク時間午後1時25分現在、ドルはユーロに対して1 ユーロ=1.3593ドルに上昇。前日は1.3607ドルだった。円は対ドル で1ドル=91円34銭(前日91円25銭)。スイス・フランはユーロ に対してほぼ変わらずの1ユーロ=1.4677フラン。一時は0.2%高の

1.4646フランまで買い進まれた。

◎米国株式市場

米株式相場は3日続伸。3日間の上げとしては昨年11月以来で最 大となった。ウォルマート・ストアーズの既存店売上高が期待外れだっ たものの、好調な経済指標を背景に景気回復への信頼感が強まり買いが 優勢となった。

ニューモント・マイニングとフリーポート・マクモラン・カッパ ー・アンド・ゴールドが高い。S&P500種株価指数の素材株指数は 構成する10業種中で最大の上げとなった。プロクター・アンド・ギャ ンブル(P&G)も上昇。成長軌道に戻ったと発表したことが好感さ れた。

一方、小売り最大手ウォルマートは下落。同社の2009年11月 -10年1月(第4四半期)の既存店売上高は、会社予想を上回る落ち 込みとなった。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価 指数は前日比0.7%高の1106.75。ダウ工業株30種平均は83.66 ドル(0.8%)上昇し10392.9ドル。ともに過去3日間の上昇率は

2.9%で、昨年11月9日以来で最大となった。ナスダック総合指数は

0.7%上げて2241.71。

RBCウェルス・マネジメントのディレクター、フィリップ・ダ ウ氏は「向こう1年は予想を上回る経済指標が見られるだろう」とし、 「中国やインドといった新興国は、真の持続的な回復モードにある。 米国なき世界の景気回復など想像できない」と述べた。

◎米国債市場

米国債市場では2年債と10年債の利回り格差が過去最大に拡大し た。フィラデルフィア連銀製造業景況指数や景気先行指数がいずれも上 昇したことが背景にある。

米財務省は来週実施する中長期債の入札規模が総額1260億ド ルになると発表した。米労働省が発表した1月の生産者物価指数は市 場予想を上回る伸びを示した。

モルガン・キーガンの債券セールス・トレーディング・調査責任 者、ケビン・ギディス氏は「米連邦公開市場委員会(FOMC)が短 期金利を低水準に維持する限り、利回り曲線はスティープ化し続ける だろう。経済成長やインフレは程度の差こそあれ、期間の長い国債を 押し下げている」と述べた。

同利回り格差は一時2.93ポイントに拡大した。これまでの最 大は1月11日に付けた2.90ポイントだった。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後2時19分現在、10年債利回りは前日比8ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)上昇の3.81%。これは1月12日以来 の高水準。同年債(表面利率3.625%、2020年2月償還)価格は 21/32下げて98 15/32。2年債利回りは3bp上昇の0.88%と、 2月12日以来の高水準。

◎金先物市場

ニューヨーク金先物相場は下落。ドルの上昇に伴い代替投資として の金の投資妙味が損なわれた。

ドルは主要6通貨バスケットに対して最大0.4%上昇。ドルと金 は反対の値動きになる傾向が強い。国際通貨基金(IMF)が金売却 を検討していることが明らかになり、金は下げ幅を縮小した。

フューチャーパス・トレーディングのトレーダー、フランク・ レシュ氏は「ドルはまだ金相場に非常に強い影響を及ぼしている。今 の段階ではドルはさらに上昇しそうだ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金 先物4月限は前日比1.40ドル(0.1%)安の1オンス=1118.70ド ルで取引を終了した。

◎原油先物市場

ニューヨーク原油相場は4週間ぶりの高値に急伸。米景気先行指数 が1月に上昇し、今年上期を通じての景気拡大が示唆されたことが背景。

原油は一時2.3%値上がりした。米民間調査機関コンファレン ス・ボードが発表した1月の米景気先行指標総合指数は10カ月連 続で上昇した。エネルギー省の統計によると、燃料需要は過去4週 間に増加し、製油所の稼働率上昇につながった。

エネルギー関連のコンサルタント会社キャメロン・ハノーバー (コネティカット州)のピーター・ビューテル社長は「ようやく需 要回復の兆しが現れてきた。本日の統計はサプライズだ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物3月限は前 日比1.73ドル(2.24%)高の1バレル=79.06ドルで終了した。 一時は79.11ドルと、1月19日以来の高値を付ける場面もあった。

ニューヨーク・ニューズルーム   1-212-617-3007

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: ニューヨーク 千葉 茂 Shigeru Chiba +1-212-617-3007 schiba4@bloomberg.net Editor:Akiko Nishimae 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net

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