外国人3週ぶり買い越し、後半に短期資金の流入観測-2月2週日本株

東京証券取引所の発表によると、 外国人投資家は2月第2週(8-12日)に3週ぶりに日本株を買い越 したことが分かった。欧州連合(EU)がギリシャの財政再建を支援す るとの観測が広がった週後半に、短期売買目的の資金が流入した。

同週の日経平均株価は週間で0.3%の小幅高。ギリシャの財政赤字 問題への警戒感が高まった週初、約2カ月ぶりに心理的節目の1万円を 割り込んだが、週末にはギリシャ不安が和らぎ、終値は1万92円と、 同水準を回復した。こうした中、外国人は999億円を買い越した。前の 週は107億円の売り越しだった。

いちよし証券投資情報部の高橋正信チーフストラテジストは、第2 週の外国人動向について「日経平均が1万円を割り込み、値ごろ感が出 る中、短期勝負の一部ヘッジファンドなどが週後半に買いに動いた」と 話している。

同氏によると、昨年末から今年1月にかけて、日本株の出遅れ感に 着目した海外勢の資金流入が膨らんだが、その動きは一巡した。「米欧 中で持ち上がっている課題を解決するには時間がかかるため、海外勢は 当面、日本株を含めリスク資産の積極的な売り買いを手控える可能性が 高い」という。

個人投資家は4週連続で買い越した。買越額は805億円で、前の週 の1484億円からは縮小した。「外国人同様、個人も短期値ざや取り狙 いの売買が中心で、腰を据えた中長期資金の流入は少ない」と、高橋氏 は指摘する。

このほかの主体別動向は、買い越しが信託銀行(買越額430億円)、 投資信託(同218億円)、生保・損保(同46億円)、事業法人(同40 億円)など。売り越しは証券自己(売越額2711億円)、都銀・地銀等 (同22億円)。

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