【テクニカル分析】円・ドル相場は1月以来の92円へ-変動始まる

三菱東京UFJ銀行の亀井純野シ ニアアナリストは、ドル・円相場が約1カ月半ぶりに1ドル=92円台 前半まで上昇(ドル高・円安)すると予想している。こう着状態から 上下どちらに向かうかの「決着はついた」という。

亀井氏は18日のインタビューで、ドル・円相場で90円前後に収 束していた5、21、65、90日の移動平均線のうち、5日線が21日線 を上抜ける形で「短期的な上昇圧力が勝った」と指摘。前日までは、 値動きが徐々に縮小していく「三角持ち合い」の様相が最終局面を迎 え、上下どちらかへの変動幅の拡大が迫っているとしていた。

ドル・円相場で昨年11月27日につけた安値(ドル安・円高)84 円83銭と今年2月4日の安値88円56銭を結んだ下値支持線と、1 月8日につけた高値93円77銭から2月3日の高値91円28銭に伸 ばした上値抵抗線を引くと、両者は2月下旬に89円台半ばで交わる。

亀井氏は、当面の上値めどを200日移動平均線が位置する92円 29銭前後とした。これは1月12日以来のドル高・円安水準。昨年4 月6日の101円44銭と8月7日の97円79銭を結ぶ上方線と、3月 19日の94円51銭を起点として平行に走る下方線からなる下降トレ ンドの上限ともほぼ一致する。

ドル・円相場は昨年11月27日、中東ドバイ発の金融不安などを 背景に84円83銭に下落。1995年7月以来14年4カ月ぶりの安値 をつけた。その後は円売り介入観測や日本銀行の追加金融緩和、米雇 用情勢の持ち直しを受けて反発。1月8日には93円77銭と約4カ月 半ぶりの高値をつけた。戦後最安値は95年4月の79円75銭。

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