ツガミ株が2年超ぶり高値、アジア向け工作機械が伸長-収益回復期待

工作機械大手、ツガミの株価が大 幅続伸。一時前日比6.5%高の426円と、2007年11月12日以来、約2 年3カ月ぶりの高値を付けた。中国や東南アジアの経済拡大に伴い、電 子部品の加工に必要な小型工作機械の受注が足元で急回復している。業 績回復を期待した買いが続いているようだ。

独立系調査会社ティー・アイ・ダヴリュ(TIW)の高辻成彦アナ リストによると、同社の月次受注高は09年11月が前年同月比23%増 の14億円、12月が同2.5倍の28億円、10年1月が同6.8倍の32億円。 工作機械の受注は09年末に底を打ったとの見方がエコノミストや業界 関係者の間で広がっているが、「ほとんどのメーカーが前年同月比でプ ラスに転じた程度で、実態として受注が伸びているのはツガミのみ」と 高辻氏は言う。

TIWでは来期(11年3月期)の連結営業損益が20億円の黒字に 転換し、1株利益(EPS)は17円20銭になると試算している。

ツガミの中国事業も順調なようだ。浙江省にある自動旋盤工場の生 産能力を現状の月産250台から10年度上半期中に最大400台に引き上 げると、18日付の日刊工業新聞が報道した。中国や東南アジアでハー ドディスク駆動装置(HDD)関連向けの設備需要が伸びていることが 背景で、追加投資額は3億-5億円になるという。

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