米ジャンク債、今年のリターンはプラス回復-決算や指標の好調で

米国の高利回り・高リスク(ジャ ンク)社債は今年のリターンがマイナスからプラスに転じ、米国債に対 する利回り上乗せ幅(スプレッド)は5カ月ぶりの大幅低下となった。 市場予想を上回る企業決算や鉱工業生産指数が寄与した。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの米ハイイール ド・マスターⅡ指数によれば、ジャンク債の今年のリターンはプラス

0.38%。スプレッドは22ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 低下し680bpと、下げ幅は昨年9月16日の26bp以来で最大となっ た。

17日発表された1月の米鉱工業生産指数は前月比0.9%上昇と、 上昇率はブームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値(0.7%) を上回った。こうした米景気回復の兆しが増えるのに伴い、ジャンク債 のスプレッドは縮小している。

フィッチ・レーティングスのアナリスト、エリック・トゥッテロ ー氏(シカゴ在勤)は「市場が安定し始めた可能性が大きいようだ」と 指摘。ジャンク債市場は「おそらくやや過熱し過ぎで、行き過ぎの段階 に達していた」と説明した。

企業決算の好調も投資家心理の改善に寄与した。アナリストはS &P500種構成企業の利益について、2009年10-12月(第4四半期) には80%増となり、9四半期連続の減益から増益に転じると予想して いる。

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