国連クリーン開発メカニズム理事会、中国などの事業認証で意見対立

国連クリーン開発メカニズム(C DM)理事会のクリフォード・マーラング議長によると、中国など新 興・途上国から補助金を受けている再生可能エネルギー事業を認証過程 で不適格とするかどうかについて、理事らの意見が分かれている。

マーラング議長は16日のインタビューで、CDMは意見の対立 を調整し、中国の風力発電施設や水力発電プラントなどのプロジェクト の認証を緩和することを目指す方針を明らかにした。早ければ3月22 日から始まる次の理事会で結論が出る可能性があると述べた。

CDMの下では、理事会の認証を経た後、プロジェクトに対して取 引可能な排出枠が付与される。理事会が昨年12月、中国の風力発電施 設のプロジェクト10件の認証を拒否したことから、検証の厳格化によ りクリーンエネルギー事業開発が抑制されるとの懸念が広がった。 1997年に採択された京都議定書で規定されたCDMは、新興・途上国 での温暖化ガス排出削減プロジェクトへの先進国による投資促進を目指 している。

問題となっているのは、風力発電施設などのプロジェクトの申請国 が国連の排出枠を獲得するため故意に再生可能エネルギー事業向けの補 助金を減額しているかどうかを、CDM理事会が判断すべきかどうかと いう点だ。

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