【個別銘柄】トヨタ、ツガミ、ネットワン、カネカ、KNT、建機

材料銘柄の終値は以下の通り。

トヨタ自動車(7203):前日比0.6%安の3360円と下落。米当局 がトヨタの一部「カローラ」のパワーステアリングに関する調査に乗り 出すことが明らかになり、最量販モデルに新たなリコール(無料の回 収・修理)が生じる可能性が出てきた。業績の先行き不透明感から、午 後に値を切り下げた。

ツガミ(6101):7.8%高の431円と続伸。一時8.8%高の435円 と、07年11月9日(456円)以来約2年3カ月ぶりの高値を付けた。 中国や東南アジアの経済拡大に伴い、電子部品の加工に必要な小型工作 機械の受注が急回復しており、業績回復を期待した買いが続いた。

ネットワンシステムズ(7518):5.7%高の9万8200円。KBC証 券は来期(11年3月期)以降の収益改善を考慮すると現在の株価は割 安として、投資判断を「買い」に引き上げた。

カネカ(4118):3.1%安の527円。一時4.2%安の521円と、昨 年4月来の安値を付けた。原料高を背景に機能性樹脂などでの利幅が縮 小傾向に転じ、太陽電池事業も競争激化の影響が及んできた。アナリス トらが相次いで業績予想を引き下げたため、収益に対する期待感が後退 した。

建機:井関農機(6310)が5.4%高の274円。クボタ(6326)やコ マツ(6301)も高い。日本建設機械工業会(CEMA)が18日発表した 10年度の国内建機メーカーの出荷額予測は、前年度比12%増の1兆 1685億円と、3年ぶりにプラスに転じる見通し。またコマツについて は、10年1-3月期の連結営業利益が360億円程度になる見通し、と 18日付の日本経済新聞朝刊が報じていた。

古河電気工業(5801):1.9%高の441円。みずほ証券は17日付で 投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を470円か ら520円に引き上げた。同じく、判断を「中立」から「アウトパフォー ム」、目標株価を1250円から1400円に上げた住友電気工業(5802)も

2.6%高の1126円。古河電工については電装・エレクトロニクスや軽金 属事業の改善、住友電工はワイヤーハーネスなど自動車関連事業の回復 を見込み、ともにみずほ証による業績予想を増額修正している。

KNT(近畿日本ツーリスト、9726):2.8%安の70円。個人旅行 事業の施策として現在の260店舗のうち不採算店舗の2割程度を閉鎖す る予定。人員は現在の1730人から350人程度を削減する。09年12月 期の連結最終損失は84億円。特別退職金など特別損失を計上に加え、 売上高の減少もあり、前の期の37億円と比べ赤字幅が拡大した。

クラリオン(6796):9%高の145円。一時9.8%高の146円と、 08年10月以来の高値を回復。中南米向けのカーナビゲーションの生産 をメキシコで始めると16日に発表。メキシコ工場で製造することで、 ブラジル向けの輸入関税がなくなるうえ、ナビゲーションとオーディオ を一体化させ、大幅なコストダウンを図るとしている。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(4756):6.3%高の438円 と大幅反発。自社で運営する共通ポイントサービス「Tポイント」に関 連し、ボシュロム・ジャパン(東京・品川)と業務提携で合意したと発 表。ボシュロムは3月1日よりTポイントサービスを開始する。

レオパレス21(8848):5.7%高の410円と4日続伸。景気の底 打ち感などから足元のアパートの入居率が上昇しており、賃貸事業の回 復期待から買いが優勢となった。ドイツ証券は17日、投資判断を「ホ ールド」から「買い」、目標株価は350円から500円に引き上げた。

イトーキ(7972):7.8%高の193円と続伸。一時10%高の197円 と昨年4月2日(10.2%)以来、10カ月ぶりの上昇率を記録した。ト ヨタ生産方式の導入による生産コスト削減や生産再編効果などにより、 今期から3年間で営業損益を大幅に改善する中期計画を策定し、業績回 復への期待感が高まった。

オンキヨー(6729):5.2%高の201円。18日付の日経産業新聞に よると、パソコンでテレビの地上デジタル放送を視聴できるようにする 小型チューナーを開発した。自社のパソコンに搭載してAV(音響・映 像)機能を充実させる狙いがあるとも報じられ、パソコン事業の拡大に 期待が強まった。

新日本無線(6911):9%高の194円と急騰。東洋経済新報社が 17日付で、10年3月期の業績予想を見直した。連結営業損失予想をこ れまで27億円から21億円に修正した。会社予想の21億円の赤字と同 水準になったことで、業績下振れ懸念が後退した。

DIC(4631):1.7%高の181円と続伸。一時5.6%高の188円 と、昨年5月12日以来の高値を付けた。欧州を中心にした海外子会社 の業績回復やコスト削減効果などで大幅な収益回復が見込まれるとの見 方が広がった。野村証券は17日、投資判断を「2(中立)」から「1 (買い)」に上げた。来期(11年3月期)の連結営業利益予想は360 億円で、今期(10年3月期)の会社側計画260億円から増益を想定。

ポイント(2685):2.7%高の5310円。10年2月期の連結営業利 益は前期比8%増の170億円前後になりそうだと、18日付の日経新聞 朝刊が報じた。従来予想は2%増の161億円。積極出店などが奏功し、 大半のブランドが増収になる見通しという。ポイントはこの日午前、今 回の業績見通しは同社が発表したものではないとのコメントを発表。通 期決算の発表は4月2日に行うとしている。

ジュピターテレコム(4817):1.2%安の10万3600円。メリルリ ンチ日本証券は17日付で、投資判断を「買い」から「中立」に引き下 げた。目標株価は10万7000円(従来11万5000円)に見直した。

東京精密(7729):2.1%高の1242円。三菱UFJ証券は17日付 で投資判断を「3(市場平均並み)」から「2(アウトパフォーム)」 に引き上げた。

トナミホールディングス(9070):4.5%高の185円。シティグル ープ証券は17日付で、投資判断を従来の「ホールド」から「買い」に 引き上げた。目標株価の200円は据え置き。

日本板硝子(5202):1.7%高の239円。みずほ証券は17日付で、 投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に引き上げた。目標株価 280円は維持。

シコー(6667):9.4%高の4万2000円。同社が17日開示した今期 (10年12月期)の連結営業利益予想は8億5000万円。材料費などの 経費を削減し、6900万円に落ち込んだ前期から急激な回復を見込む。

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