米HPの11-1月期:利益と売上高、市場予想を上回る

世界最大のパソコンメーカーであ る米ヒューレット・パッカード(HP)の2009年11月-10年1月 (第1四半期)決算は、利益と売上高がアナリスト予想を上回った。 クリスマス商戦での受注や中国の需要急増に加え、企業が古い設備を 更新し始めたことが寄与した。

17日の発表によると、第1四半期は一部項目を除いた1株利益が

1.10ドルとなった。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均 では1株利益1.06ドルが見込まれていた。HPはまた、通期見通し を引き上げるとともに、今年、営業要員を増員する方針も示した。

HPではブラジル、ロシア、インド、中国(BRICs)向けの 売り上げが41%増と大きく伸びた。また、リセッション(景気後退) からの回復で米国に出遅れている欧州の一部でも予想を上回る売上高 を記録した。マーク・ハード最高経営責任者(CEO)は、同社が技 術更新による好影響を受けたほか、同業者からシェアを獲得したと説 明した。

ハードCEOはインタビューで、「われわれのチームはよくやって いる」とし、「第1四半期はプリンターやパソコン、サーバーでシェア を広げた」と述べた。

HPの株価は通常取引で50.12ドルで終了。決算発表を受けた時 間外取引では一時、53セント高の50.65ドル。年初来騰落率はマイ ナス2.7%。

HPは通期の一部項目を除いた1株利益見通しを4.37-4.44 ドルに引き上げた。従来は最大4.35ドルだった。売上高も1215億 -1225億ドルと、これまでの最大1190億ドルから上方修正した。

第2四半期の見通し

10年2-4月(第2四半期)については、売上高が約294億- 297億ドル、一部項目を除いた1株利益が1.03-1.05ドルになると の見通しを示した。アナリスト予想平均は売上高290億ドル、1株利 益1.03ドル。

クロス・リサーチのアナリスト、シャノン・クロス氏は「HPは 若干厳しい状況の中にあって非常に順調だ」とし、「今後数四半期にわ たって景気改善の恩恵を非常に受けやすい立場にある」と指摘した。

第1四半期の純利益は23億2000万ドル(1株当たり96セント) と、前年同期の18億6000万ドル(同75セント)から増加。売上高 は前年同期比8.2%増の312億ドルとなり、アナリスト予想300億 ドルを上回った。

HPは低コストのノート型などパソコン需要の持ち直しで恩恵を 受けている。プリンターメーカーとしても世界最大手であるHPは、 プリンターの新型モデルでも消費者を引き付けている。ただ、第1四 半期は需要を満たすのに十分な製品がなかった。

ハードCEOはアナリストとの電話会議で「もっと製品があれば 良いと思っている」と語り、同社が在庫を増やしていると説明した。 パソコンは売上高全体の約3割、プリンターと補給品は2割強を占め る。

同CEOはさらに、年内にパソコンを入れ替える企業が増えると 予想した。

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