ギリシャ、ユーロ放棄せず物価調整で「切り下げ」を-コトリコフ教授

【記者:Zijing Wu、Andrea Catherwood】

2月17日(ブルームバーグ):ギリシャ政府は3カ月余りにわた って物価や賃金を10%引き下げ、ユーロを放棄することなしに事実上 の「切り下げ」を実施すべきだと、米ボストン大学のローレンス・コ トリコフ教授(経済学)が指摘した。

コトリコフ教授は17日、ブルームバーグテレビジョンとのイン タビューで、「ギリシャの物価や賃金は実態に合っていない。ユーロに 連動しており、実際に切り下げができないためだ」と語り、「これに対 処する1つの方法は、ギリシャ政府が物価と賃金の10%引き下げに直 ちに着手し、少なくとも3カ月間維持すると国民に伝えることだ」と 述べた。

ギリシャのパパンドレウ首相が欧州連合(EU)最大規模の財政 赤字の削減に苦労するとの懸念から、同国の株価や債券相場はこの2 カ月間に下落している。ユーロ圏財務相会合は今週ギリシャに対して、 3月16日の進ちょく状況報告までに赤字削減で十分な進展が示せな い場合、新たな削減策を準備するよう求めた。

コトリコフ教授は賃金や物価引き下げを通じた切り下げは、「これ まで実施されたことはないが、通貨切り下げと全く同じ状況がもたら される」と語り、実現は可能との見解を示した。

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