2月17日の欧州マーケットサマリー:株価上昇、ギリシャ債も高い

欧州の為替・株式・債券・商品 相場は次の通り。

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.3617 1.3770 ドル/円 90.84 90.14 ユーロ/円  123.70 124.12

株 終値 前営業日比  変化率 ダウ欧州株600 247.69 +3.31 +1.4% 英FT100  5,276.64 +32.58 +.6% 独DAX 5,648.34 +56.22 +1.0% 仏CAC40 3,725.21 +56.17 +1.5%

債券 直近利回り 前営業日比 独国債2年物 1.06% +.09 独国債10年物 3.19% -.01 英国債10年物 4.03% -.01

商品 直近値 前営業日比  変化率 金 現物午後値決め 1,119.00 +3.75 +.34% 原油 北海ブレント 76.21 +.53 +.70%

◎欧州株式市場

欧州株式相場は上昇。約6週間ぶりの大幅高だった。仏銀大手B NPパリバと証券取引所のドイツ取引所の決算がアナリスト予想より も良好だったほか、米国で発表された鉱工業生産指数や住宅着工件数 が予想を上回ったことが好感された。

BNPパリバは4カ月ぶりの大幅上昇。同銀は4四半期連続の黒 字決算だった。ドイツ取引所は赤字を計上したものの、赤字幅はアナ リスト予想ほどには拡大しなかった。

上場しているヘッジファンド会社で最大手の英マン・グループも 高い。投資家の間では同社が買収の標的になる可能性があるとの観測 が広がった。

ダウ欧州600指数は前日比1.4%高の247.69で終了した。 上昇率は1月4日以来で最大。同指数は過去8営業日のうち7日間で 値上がりした。

プルデンシャル・インターナショナル・インベストメンツ・アド バイザーズのチーフ投資ストラテジスト、ジョン・プラビーン氏は、 株式市場は「1月末から2月初めの調整局面から持ち直し、今年上半 期に上昇するだろう。景気の強さを示す経済統計や企業の堅調な決算 が欧州の債務懸念やアジアの金利懸念を打ち消すだろう」と語った。

BNPパリバ4%高。BNPパリバの2009年10-12月(第 4四半期)決算は、4四半期連続で黒字となった。BNPが17日電 子メールで配布した資料によれば、純利益は13億7000万ユーロ (約1700億円)。前年同期は同額の赤字だった。ブルームバーグ がアナリスト15人を対象に実施した調査では、10億6000万ユー ロの利益が見込まれていた。

時価総額で欧州最大の取引所であるドイツ取引所は3.7%上昇。 同社の第4四半期の純損益は3300万ユーロの赤字。前年同期は2 億2240万ユーロの黒字だった。ブルームバーグ・ニュースが7人 のアナリストを対象に行った調査では、6630万ユーロの赤字(予想 中央値)が見込まれていた。

◎欧州債券市場

欧州債市場ではギリシャ2年債相場が上昇。ギリシャのパパコン スタンティヌ財務相が同国救済は必要ないと発言したほか、欧州(E U)がギリシャの赤字削減への取り組みを前提とした同国支援をあら ためて表明したことが背景にある。

ギリシャ2年債利回りは約1週間で最大の下げとなった。パパコ ンスタンティヌ財務相は16日、ブリュッセルでのEU財務相会合後 に「救済策を受ける必要は実際のところない」と語った。ドイツ国債 は前日からほぼ変わらず。ドイツはこの日、2年債62億ユーロを入 札した。

ノムラ・インターナショナルの金利ストラテジスト、ガイ・マン ディ氏(ロンドン在勤)は、ギリシャについて「市場は全体的にかな り冷静だったようだ。リスクと株式相場に関する限り、より前向きな 日が来るだろう」と語った。

ロンドン時間午後3時55分現在、ギリシャ2年債利回りは前日 比13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の5.32%。 一時は18bp下げ5.30%となった。同国債(表面利率4.3%、 2012年3月償還)価格は0.26ポイント上げ98.04。一方、10 年債利回りは2bp上昇し6.42%。

ギリシャ10年債のドイツ10年債に対するプレミアム(上乗せ 利回り)は2bp拡大し323bp。一時は311bpまで縮小する場 面もあった。

この日の独10年債利回りは前日比1bp低下の3.20%、独2 年債も1bp下げ1.06%。両債のスプレッド(利回り格差)は9日 以来で最少の213bp。

◎英国債市場

英国債市場では10年債利回りは今週の最低まで低下したものの、 下げをほぼ消して終了した。この日公表されたイングランド銀行(英 中央銀行)の金融政策委員会(MPC)の議事録で、緊急的な債券買 い取りプログラムの休止決定が全会一致だったことを示した、

議事録によると、9人から成るMPCは4日、効果を見極めるた め、量的緩和策としての2000億ポンド規模の資産買い取りプログ ラムをいったん終了することを全会一致で決定した。年内の利上げ見 通しが強まったことを背景に、この日の金利先物利回りは上昇 した。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・ スタメンコビッチ氏は、投票結果は「量的緩和がどう見ても終了した ことを示唆している。これは英国債にとってはやや弱材料だった。市 場の焦点は量的緩和拡大への期待から、金融政策引き締め時期へと移 行した」と付け加えた。

10年債利回りは議事録発表前に4%まで低下した。ロンドン時 間午後4時36分現在は前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)低下の4.03%。同国債(表面利率4.5%、2019年3月 償還)価格は0.07ポイント上げ103.56。2年債利回りは

1.16%と、前日から変わらず。金利先物12月限は1bp上昇の

1.23%となった。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: ニューヨーク 大塚 美佳 Mika Otsuka +1-212-617-5823 motsuka3@bloomberg.net Editor: Shigeru Chiba 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net

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