バフェット氏は売り、ポールソン氏は買い-サントラスト株で分かれる

米ジョージア州の銀行、サントラ スト・バンクスの株式への著名投資家2人の姿勢は180度異なる。米 住宅ローン市場の破たんを見込んで多額の利益を上げたジョン・ポール ソン氏が同社の筆頭株主になったのに対し、ウォーレン・バフェット氏 は持ち分を減らしている。

16日の当局への届け出によると、ニューヨークに拠点を置くヘッ ジファンド運営会社ポールソンは昨年10-12月(第4四半期)にサン トラスト株を買い増し、同12月31日時点の保有比率は6.1%となっ た。保有株式数は、昨年9月30日時点の150万株から約3040万株に 増加した。一方、バフェット氏率いる米投資・保険会社バークシャー・ ハサウェイは持ち分を22%減らし、保有比率1%未満の240万株とし た。

ポールソン氏は、2007、08年の米住宅ローン市場の破たんを予見 して巨額の利益を上げた後、昨年は住宅価格の落ち込みによって最も大 きな打撃を被ったバンク・オブ・アメリカ(BOA)やウェルズ・ファ ーゴなどの一部銀行に投資した。サントラストは、南東部の融資の焦げ 付きに伴い、昨年は15億6000万ドル(約1410億円)の赤字となった。 ポールソン氏はサントラストと競合する米地銀リージョンズ・ファイナ ンシャルの持ち株は減らした。

モーニングスターのアナリスト、ジェイミー・ピータース氏は、 「バフェット氏の銀行株のリストを見ると、そのほとんどが魅力的だ」 と指摘した。これとは対照的に「ポールソン氏はサントラスト株を買う ために、リージョンズ株を売った」と説明した。モーニングスターはサ ントラストとリージョンズの投資判断をいずれも「買い」にはしていな い。

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