パーカライ株が半年ぶり高値、自動車や鉄鋼向け表面処理需要が回復

金属表面処理の専業最大手の日本 パーカライジング株が4連騰。一時前日比6.6%高の1201円と昨年8 月以来、半年ぶりの高値水準を回復した。自動車向けや鉄鋼向けの表 面処理需要が回復傾向にあり、来期(2011年3月期)業績に対する期 待感が高まっている。

同社は防錆などの目的で金属の表面処理を手掛け、幅広いユーザ ーに対し分析・研究体制を整えているのが強み。売上高の5-6割を、 自動車と鉄鋼が占めている。総務部の早野恭一氏によると、「第2四半 期と第3四半期から自動車向けが立ち上がってきたほか、鉄鋼向けも 回復の兆しが出ている」という。

いちよし経済研究所の西平孝アナリストは15日付リポートで、パ ーカライの09年10-12月期の連結営業利益(24億8200万円)は同 証予想を4億円上回ったと指摘。自動車、鉄鋼業界の生産回復を背景 に、収益性が高い薬品事業、加工事業の売り上げが想定以上だったと した。

その上で同氏は、第4四半期に入ってもこうした回復は続いてお り、今期営業利益予想を65億円から78億円(会社計画73億円)、来 期は90億円から110億円へとそれぞれ増額修正。同社の投資判断を「B (中立)」から「A(買い)」へ引き上げている。

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