仏BNPの10-12月:4四半期連続の黒字-買収効果と引当金減少

フランスの銀行最大手BNPパ リバの2009年10-12月(第4四半期)決算は、4四半期連続で黒 字となった。ベルギーのフォルティスの資産買収に加え、不良債権 に対する引当金減少が寄与した。

BNPが17日電子メールで配布した資料によれば、純利益は 13億7000万ユーロ(約1700億円)。前年同期は同額の赤字だった。 ブルームバーグがアナリスト15人を対象に実施した調査では、10 億6000万ユーロの利益が見込まれていた。

MFグローバル・セキュリティーズのサイモン・モーガン氏(ロ ンドン在勤)は決算発表前に、「かなり安定した業績基盤を獲得しつ つあり、フォルティス買収の相乗効果が効いている」と分析。同氏 は、BNP株の投資判断を「買い」としている。

BNPの株価はパリ市場で、過去1年間に95%上昇。これに対 して、52銘柄で構成されるブルームバーグ欧州銀行金融サービス指 数の上昇率は57%にとどまっている。

問題債権に対する引当金は19億ユーロと、前年同期から26% 減少。アナリスト予想の23億ユーロを下回った。

法人・投資銀行部門の税引き前利益は8億3400万ユーロと、 前期の12億4000万ユーロを下回った。前年同期は米リーマン・ブ ラザーズ・ホールディングスの破たん後の相場変動が響き、税引き 前で20億7000万ユーロの損失と過去最大の赤字を計上していた。

投資銀行部門の収入は22億1000万ユーロと、前期から25% 減少。同部門の貸倒引当金は2億8200万ユーロと、前期比で51% 減となり、前年同期比では78%減った。

報酬

BNPは09年に投資銀行部門の収入の約28%を同部門の従業 員の報酬に充てた。その比率はここ数年間、40%程度だった。

資産運用やプライベートバンキング、保険などの事業を含むイ ンベストメント・ソリューションズ部門の税引き前利益は前年同期 比41%増の2億9700万ユーロ。

09年通期の利益は58億ユーロとなり、08年と比べて93%増 加した。

BNPの通期利益に算入されたフォルティス資産からの利益は 7億800万ユーロ。第4四半期の利益に寄与したのは1億7000万 ユーロだった。

中核的自己資本(Tier1)比率は昨年12月末時点で8%。 同行は09年の配当として1株当たり1.50ユーロの支払いを予定し ている。08年の配当は1ユーロだった。

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