ヘッジファンドがシティグループ株に投資-ポールソンやソロスなど

米銀シティグループの株式に対し、 ヘッジファンドは昨年10-12月に強気姿勢に転じた。ジョン・ポール ソン、エリック・ミンディッチ、ジョージ・ソロスの各氏がそれぞれ 率いるヘッジファンドが合わせて数億株購入したほか、少なくとも 100社が同行の株式に投資したことを届け出た。

ヘッジファンド運営会社ポールソンの届け出によると、同社が昨 年12月末時点で保有していたシティ株は5億670万株と、9月末時点 の約3億株から増加。ミンディッチ氏率いるイートン・パーク・キャ ピタル・マネジメントの12月末時点のシティ株は1億3800万株(4 億5700万ドル=約410億円相当)と、同社最大の投資先となっている。 ソロス・ファンド・マネジメントは9月末時点ではシティ株保有の報 告はなかったが、12月末時点では9470万株を保有していると届け出 た。

投資家は、シティが信用危機で時価総額の最大94%を失った後の 株価回復を見込んでいるもようだ。ビクラム・パンディット最高経営 責任者(CEO)率いるシティは、公的資金を返済するため、昨年10 -12月期に50億株超の新株を発行した。

センチネル・インベストメンツ(運用資産230億ドル)のクリス チャン・スウェイツ最高経営責任者(CEO)兼社長は「そこそこの 数のシティ株を買うのは難しくない」と指摘。「ヘッジファンドがシテ ィ株の買いポジションを取っているとしたら、値上がりするかもしれ ないとの感触があるからだ」と説明した。

ブルームバーグ・ニュースが米証券取引委員会(SEC)への届 け出に基づいて米東部時間16日午後6時(日本時間17日午前8時) 時点でまとめたデータによると、昨年10-12月期のヘッジファンドに よるシティ株の買いと売りの比率は約10対1となり、差し引き約9億 7000万株の買い越しだった。

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