ECBのクアデン氏:緊急融資措置の「段階的」打ち切りが最良の対応

欧州中央銀行(ECB)政策委員 会メンバーのクアデン・ベルギー中銀総裁は、ECBは緊急融資プロ グラムの終了を急ぎ過ぎるべきではないとの考えを示した。同総裁は また、インフレリスクが見られないことは現段階で利上げの必要がな いことを意味していると指摘した。

クアデン総裁は15日にブリュッセルで記者会見に臨み、「時期を 早め例外的な措置を取りやめれば、経済活動が新たに落ち込むリスク を引き起こす」と指摘した。発言内容は17日に報道が解禁された。同 総裁はまた、政策当局者は物価安定を脅かす「際立ったリスクが全く ないとみている」と説明し、「われわれが現時点で金利水準を修正する ことはないだろう」と述べた。

ECBは、緊急の長期融資プログラムを縮小し始めている。金融 機関のECB融資への依存体質が強まらないようにするとともに、イ ンフレリスクを回避するのが狙い。ただ、欧州の景気回復は昨年10- 12月期にほぼ足踏み状態となり、ギリシャの財政危機がユーロ圏金融 市場の波乱要因になっている。

クアデン総裁は、ECBの緊急措置を「段階的」に縮小するのが 「恐らく最良の対応だ」と述べた。

ブルームバーグ・ニュースがまとめた先月のエコノミスト調査に よると、ECBは今年10-12月期まで政策金利を過去最低の1%に据 え置く見込み。

-- Editor: Matthew Brockett

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