ファンドマネジャー:株式に悲観的、現金保有拡大-BOAメリル調査

世界の株式について投資家は過去 5カ月で最も悲観的な見方となったことが、バンク・オブ・アメリカ (BOA)メリルリンチ・グローバル・リサーチの月次調査で明らか になった。欧州のソブリン債への懸念から、ファンドマネジャーらは 銀行株を売り現金保有を増やした。

2月5日から11日にかけて行った同調査に回答したファンドマ ネジャー(運用資産総額5020億ドル)の経済成長見通しは後退し、 欧州株への投資姿勢を昨年9月以来で初めて「アンダーウエート」と した。また、欧州のファンドマネジャーを対象とした地域別調査によ ると、銀行株への見方が昨年3月以来で最も弱気となった。

BOAメリルリンチの欧州株戦略責任者ゲーリー・ベーカー氏は 16日のリポートで、「2月の調査期間は、多くの資産クラスでリター ン(投資収益)が非常に厳しかった」と説明。「重要なメッセージは極 めて明確で、リスクを外すということだ」と指摘した。

主要23カ国の株式市場の指標であるMSCI世界指数は1月14 日に付けた今年の高値から7.1%下落。年初からの騰落率はマイナス 4%となっている。ギリシャやポルトガル、スペインによる財政赤字 削減への取り組みが景気回復を遅らせると懸念されている。

2月のグローバル調査では、株式投資配分をベンチマークより高 い「オーバーウエート」としているとの回答は差し引き33%と、1月 調査の52%から低下し、昨年9月以来で最も低い水準となった。一方、 現金保有は拡大し、12%の「オーバーウエート」となった。1月は8% の「アンダーウエート」だった。

ギリシャ懸念

ユーロ圏の株式への投資配分を「アンダーウエート」としている との回答は差し引き11%と、2カ月前の差し引き11%の「オーバー ウエート」から低下した。

ベーカー氏は発表資料で「ギリシャ問題によって、銀行の」融資 姿勢と周辺諸国への投融資に対する「疑念が高まった」とし、「銀行の 資本コスト上昇への懸念も出ている」と述べた。

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