【個別銘柄】原発、資源、鉄鋼、ドバイ関連、太陽誘電、海運、三菱ケ

材料銘柄の終値は以下の通り。

原発関連株:東芝(6502)が前日比6.3%高の454円と2カ月半ぶ りの上昇率を記録、日本製鋼所(5631)が6%高の1077円など関連銘 柄が人気化した。オバマ米大統領は16日、米電力会社サザンがジョー ジア州に建設を計画している原子力発電所に83億ドル(約7480億円) の政府融資保証を供与すると発表した。これを受け、米国での原発新設 本格化を背景とした原発事業の先行き期待が高まった。東芝は東証1部 売買代金1位。

資源関連株:三井物産(8031)が4.9%高の1403円など商社や非 鉄金属株が高い。ユーロが対ドルで上昇、2月のニューヨーク連銀製造 業景況指数が予想以上に改善したことなどで、16日のニューヨーク原 油先物3月限は前週末比3.9%高と急反発。銅先物や金先物も高く、市 況高による業績期待が高まった。三井物は、米アナダルコ・ペトロリア ムが米ペンシルベニア州で開発・生産中のシェールガス事業に参画する との材料も追い風となった。

鉄鋼株:JFEホールディングス(5411)が5.3%高の3260円、 新日本製鉄(5401)が4.4%高の332円など軒並み上昇。東証1部鉄鋼 指数は業種別上昇率の首位。米紙ウォールストリート・ジャーナルなど によれば、豪BHPビリトンは今年度の鉄鉱石契約価格を40%引き上 げることで中国の鉄鋼メーカー数社と仮契約に至ったもよう。ゴールド マン・サックス証券では、契約締結は不透明感に終止符を打つことにな ると指摘、鉄鋼株の上昇をもたらすと評価した。

海運株:商船三井(9104)が5%高の584円と大幅続伸、海運指数 は業種別の上昇率2位だった。国際商品市況の上昇、ばら積み船の運賃 指標であるバルチック・ドライ指数が16日に6営業日ぶり反発したこ となどを材料視。三菱UFJ証券では、運賃修復などから商船三井の今 期から12年3月期までの利益予想を増額修正。来期営業利益は今期会 社計画比6倍と試算、投資判断を最上級へ引き上げた。

ドバイ関連株:鹿島(1812)が7%高の214円、大林組(1802)が

5.2%高の343円など急伸。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長 国の鉄道「ドバイ・メトロ」の建設作業が再開された、と英紙フィナン シャル・タイムズが16日に報道した。日本企業中心のグループとの間 で争われていた20億-30億ドルの支払いをめぐり和解が成立した、と も伝えており、現地プロジェクトにかかわる企業の収益不透明感が和ら いだ。三菱重工業(7011)や近畿車両(7122)なども高い。

タカキュー(8166):21%高の189円。在庫コントロールの強化や 経費削減などで収益性が向上したとして、10年2月期純利益予想を前 期比57%増の3億円へ増額修正。年間配当予想も従来の2円から3円 に引き上げた。

日本パーカライジング(4095):6.2%高の1197円。自動車向けや 鉄鋼向けの表面処理需要が回復傾向にあり、来期(11年3月期)業績 に対する期待感が高まっている。いちよし経済研究所では15日、同社 の今期連結営業利益予想を65億円から78億円(会社計画73億円)、 来期は90億円から110億円へそれぞれ増額修正している。

太陽誘電(6976):7.2%高の1265円。MLCC受注は想定以上に 早く増勢基調にあると評価し、クレディ・スイス証券では来期業績予想 を上方修正。投資判断の「アウトパフォーム」を強調した。

セキュアード・キャピタル・ジャパン(2392):8.6%安の8万 2300円と、東証1部値下がり率で首位。一時は11%安まで下落し、約 7カ月ぶりの日中下落率を記録した。09年12月期の連結営業利益が前 の期比3.5%増の7億4300万円だったと発表。従来予想の27億円を大 幅に下回ったため、失望売りが膨らんだ。運用ファンドに対する同社グ ループの共同投資にかかわる投資資産の減損処理を行ったという。

トーア紡コーポレーション(3204):3%安の65円。自動車メー カーの減産などでインテリア産業資材事業が大幅な減収となり、09年 12月期の連結営業利益は前の期比86%減の1億2500万円となった。

三菱ケミカルホールディングス(4188):4%高の390円。経営統 合するとしていた三菱レイヨン(3404)に対し、株式公開買い付け(T OB)を実施して完全子会社化すると発表した。TOB価格は1株380 円(16日終値373円)で、買付代金は最大2174億円。買付期間は17 日から3月19日。

グンゼ(3002):2.8%高の325円。46型の大型タッチパネルを開 発した、と17日付の日経産業新聞が報じた。アミューズメント施設の 対戦型ゲームや電子看板での採用を見込むという。

TOTO(5332):2.2%高の603円。創立100周年の17年に向け た長期ビジョンを策定。真のグローバル企業を目指し、18年3月期の 経営目標を売上高が6000億円、営業利益480億円と設定した。

パルプ・紙株:日本製紙グループ本社(3893)が1.1%安の2320 円、王子製紙(3861)が0.3%安の380円など大手の一角が軟調。東証 33業種で唯一の下落業種となった。三菱UFJ証券では、印刷用紙の 事業環境などを踏まえ、両社の投資判断を「2(アウトパフォーム)」 から「3(市場平均並み)」へ引き下げた。

東亜石油(5008):5.5%安の86円。石油製品の市況悪化に伴うマ ージン低下などから、前期(09年12月期)の連結純利益は従来予想値 (8億8000万円)を下回る2億8100万円となった。

東レ(3402):3%高の486円。液晶ディスプレー用の高機能フィ ルムで11年に韓国工場の年産能力を倍増させるほか、日本の工場設備 の一部を中国へ移管して初の中国生産にも乗り出す、と17日付の日経 新聞朝刊が報道。投資額は約100億円で、液晶用フィルム全体では約1 割の増産になるという。

TOWA(6315):主力の大証1部で4.3%高の721円と反発。い ちよし経済研究所では、発光ダイオード(LED)関連製品は好調のも ようだとし、出荷拡大は来期も続くとの見方を示した。

三菱電機(6503):3.1%高の769円。多結晶シリコン太陽電池セ ルで、同社が昨年記録した世界最高の光電気変換効率を更新した。同技 術を量産技術に応用し、太陽電池モジュールのセル量産に順次導入して いく予定。

日本通信(9424):値幅制限いっぱいのストップ高となる1500円 (19%)高の9300円。3Gデータ通信と音声通話に対応したSIMが モトローラ端末に採用された、と前日に発表。業績への貢献を見込む買 いが優勢となった。

フォーサイド・ドット・コム(2330):9.8%安の3600円。先行投 資費用やプロモーション費用の負担から、09年12月期の連結営業利益 予想を6億円から4600万円に引き下げた。

ラ・パルレ(4357):3.4%高の6610円。筆頭株主だった高野友梨 氏が、保有していた株式14万株のうち13万株を投資会社ネオラインホ ールディングス(本社・東京都港区)へ譲渡した、と前日発表した。

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