ドバイ・ワールド、3月に債務再編案を提示する見込み-関係者

アラブ首長国連邦(UAE)ドバ イ首長国の政府系持ち株会社ドバイ・ワールドは、220億ドル(約2 兆円)規模の債務の再編案を3月に債権者に提示する見込みだ。ドバ イ政府に近い関係者が17日明らかにした。

関係者が匿名を条件に述べたところによると、ドバイ・ワールドの アドバイザーは現在、同社の資産の評価を進めている。これが完了し、 アブダビ首長国およびUAE中央銀行と相談した上で、最終案を提示す るという。

ドバイ・ワールドは昨年11月25日に、少なくとも今年3月30 日まで債務返済を遅らせる合意を求める意向を明らかにし、市場を揺 るがせた。

昨年12月1日には傘下の不動産開発会社ナキール債を含めた債務 の条件変更を求める考えも示した。同月14日にナキールのイスラム債 41億ドル相当を償還したが、これに先立ちアブダビから50億ドルを借 り入れた。

関係者によると、ドバイ・ワールドは債務の利払いを続けており、 債権団も再編について理解を示していることから、正式なスタンドス ティル(停止)合意は必要ないという。ドバイ・ワールドと財務省の 報道官はコメントを控えた。

関係者によれば、17億3000万ドル相当のナキール債を新発債に 交換する案などを含め債務再編のあらゆる選択肢が検討されている。早 期の返済ほど債権回収率が低くなる段階的なシステムも考慮の対象だ という。

どのような方法を取るかは未定。債務の一部減免を求める「ヘアカ ット」提案や資産売却の決定は、資産評価が完了するまではできないと 同関係者は説明した。

関係者によれば、ドバイ・ワールドとアドバイザーは90社余り から成る債権団と、4月15日までに合意したい考え。ナキール債の 交換の時間を確保するためだという。ナキールには5月13日と2011 年1月が期限のイスラム債がある。

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